研究課題/領域番号 |
17K11793
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研究機関 | 公益財団法人神経研究所 |
研究代表者 |
福田 竜弥 公益財団法人神経研究所, 研究部, 研究員 (90624833)
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研究分担者 |
對木 悟 公益財団法人神経研究所, 研究部, 研究員 (90376765)
依田 哲也 埼玉医科大学, 医学部, 客員教授 (60242210)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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キーワード | 閉塞性睡眠時無呼吸 / 口腔内装置 / 口腔内陰圧療法 |
研究実績の概要 |
本研究は、これまでに我々のグループで行ってきたフィージビリティ研究の結果を発展させ、閉塞性睡眠時無呼吸(Obstructive Sleep Apnea: OSA)患者に対する新規治療法を開発することを目的としている。この新規治療法は、睡眠時に舌を吸引保持することにより上気道を確保する治療法であり、従来のOSA治療法と異なり、陽圧や下顎/舌前方移動を治療手段に用いない点を特徴としている。国外において類似デバイスが散見されるが、我々のデバイスは、舌位置を陰圧負荷により維持するための口腔部分、吸引装置、両者をコネクトするチューブの三つのパーツから構成される。これまで改良を重ねた結果、口腔部分にはシリコン製素材を用い、吸引には手動ポンプを用いる手法を確立した。その結果、装置の装着感は格段に向上したうえ、舌に対し一度陰圧を付与すれば持続的に空気吸引をする必要がなくなったため、問題点の一つであった装置使用時の口腔内乾燥を回避できるようになった。本年度、当初よりOSA患者をサンプルとして前向きデータ採得を行う予定であったが、国内においてもCOVID-19感染が蔓延し、研究協力機関において新規サンプルのリクルートが極めて困難な状況が続いていた。さらに、研究協力機関の当該研究が関連する部門が、今年度末に閉鎖されたため、サンプリングは事実中断となった。現在、他の研究協力機関において当該研究を継続するための準備を行っている。一方、これまでに改良を重ねたデバイスは新規性と進歩性があると判断された。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
COVID-19感染蔓延と関東圏における緊急事態宣言発出により、研究協力機関において新規サンプルのリクルートが極めて困難な状況が今年度当初より続いたうえ、今年度末には研究協力機関の当該研究が関連する部門が閉鎖され、サンプリングが事実上中断されているため。
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今後の研究の推進方策 |
他の研究協力機関で当該研究を継続するための準備をすすめ、数例のサンプルでのデータ採得を目指す。
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次年度使用額が生じた理由 |
COVID-19感染蔓延により、当初予定していた国内外での成果公表や意見交換など必要な学術活動が大きく制限されたため。
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