研究課題/領域番号 |
17K11795
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
歯科医用工学・再生歯学
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
高橋 健太 東北大学, 歯学研究科, 大学院非常勤講師 (30792642)
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研究分担者 |
小川 徹 東北大学, 歯学研究科, 准教授 (50372321)
内藤 英樹 東北大学, 工学研究科, 准教授 (50361142)
末永 華子 東北大学, 歯学研究科, 助教 (00508939)
佐々木 啓一 東北大学, 歯学研究科, 教授 (30178644)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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キーワード | インプラント / 高周波振動刺激 / 超音波パルス / オッセオインテグレーション / メカノバイオロジー |
研究成果の概要 |
本研究は,メカノバイオロジー機構の理解に基づいたミクロスケールからマクロスケールの力刺激の最適化を行い,個体・部位レベルでの力刺激による骨リモデリングシミュレーションシステムの構築,インプラント周囲骨リモデリングを賦活化する力刺激プロトコルを提案することを目的とする.力刺激に関しては,低周波機械刺激,低強度・高周波振動刺激(LMHF loading)および低出力超音波パルス刺激(LIPUS)を用い,それぞれのインプラント周囲骨への影響や組み合わせた際の効果を評価した.その結果,LIPUSとLMHF loadingを併用の有効性や,顎骨においても振動刺激の骨形成を促進することが示唆された.
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自由記述の分野 |
歯科補綴学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
欠損補綴の選択肢である歯科インプラント治療は,非常に高い成功率を示す一方で,治療を希望する患者の2割以上が不十分な骨質・骨量のため,治療自体を断念してしまっている.さらに超高齢者社会を迎え,全身疾患を持つ患者(糖尿病・骨粗鬆症等)にインプラント治療を提供する状況も少なくない.また患者QOLのさらなる向上のため即時・早期荷重といった治療法のニーズも高くなり,様々な場面でより効率的で確実な治療プロトコルが必要とされている.本研究では,低強度・高周波振動刺激(LMHF loading)をはじめとしたミクロスケールからマクロスケールの機械的刺激が骨形成促進作用について検討を行った.
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