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2019 年度 研究成果報告書

オッセオインテグレーション理解のためのQCM法による基礎的アプローチ

研究課題

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研究課題/領域番号 17K11815
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 歯科医用工学・再生歯学
研究機関鶴見大学

研究代表者

早川 徹  鶴見大学, 歯学部, 教授 (40172994)

研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2020-03-31
キーワードチタンインプラント / オッセオインテグレーション / 水晶発振子マイクロバランス / タンパク質吸着 / フィブロネクチン / アルブミン / カルシウムイオン / 2段階吸着
研究成果の概要

歯科治療において,チタン(Ti)インプラントは顎骨と結合することによって機能している.顎骨と結合するためには,まずTiへのタンパク質の吸着が重要である.本研究では,微量なタンパク質の吸着挙動をその場で観察できる水晶発振子マイクロバランス(QCM)法を用いてタンパク質のTiに対する吸着を検討した.その結果,カルシウムイオンによる修飾がTiに対するタンパク質の吸着を高めること,および異なったタンパク質の2段階吸着において吸着順序によってTiへの吸着挙動が異なることが判明した.

自由記述の分野

歯科理工学

研究成果の学術的意義や社会的意義

Tiインプラントの顎骨との結合,いわゆるオッセオインテグレーション獲得のメカニズムを理解するために,生体内を模倣した状態でのタンパク質の吸着という観点から検討を試みた.その結果,タンパク質吸着に関する新たな知見が得られ,オッセオインテグレーション獲得のメカニズムに関して貴重な示唆を得ることができた.さらに,歯科用Tiインプラント表面の特性についてより詳細に明らかにすることができ,新たな歯科用Tiインプラント表面の創製に繋がることが期待できる.

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公開日: 2021-02-19  

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