研究課題/領域番号 |
17K11853
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
外科系歯学
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研究機関 | 慶應義塾大学 |
研究代表者 |
角田 和之 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 講師 (60265915)
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研究分担者 |
中川 種昭 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 教授 (00227745)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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キーワード | 自己免疫疾患 / 自己免疫性水疱症 / 口腔粘膜疾患 / 自己抗体 / 水疱症 |
研究成果の概要 |
腫瘍随伴性天疱瘡は天疱瘡の亜型であり、全例において極めて重篤な難治性の口腔粘膜症状を呈し致死率が高い疾患である。その発症機序には尋常性天疱瘡同様の液性免疫に加えて、細胞性免疫により重篤な表現型が誘導されると考えられる。腫瘍随伴性天疱瘡では尋常性天疱瘡で認められる抗デスモグレイン自己抗体が病態形成に深く関与していると考えられるが、その病原性の詳細は未だ明らかにされていない。そこで本研究では腫瘍随伴性天疱瘡における自己抗体の病原性、臨床において治療評価を含めた有用な検査法を検討した。
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自由記述の分野 |
口腔粘膜疾患
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
腫瘍随伴性天疱瘡は非常に難治性で致死率の高い自己免疫性の水曜形成疾患である。同様の疾患である尋常性天疱瘡と同様に、皮膚と粘膜に重篤な症状を呈するため著しく患者の生活の質が低下する。そこで本研究ではこれまでに尋常性天疱瘡の研究で用いられた知見を基に腫瘍随伴性天疱瘡の疾患の成り立ちを解明するために、疾患の主な成り立ちに関与すると考えられるタンパク質(自己抗体)の病原性を詳細に検討した。これらの結果は天疱瘡以外の難治性口腔粘膜疾患の病態解明にも有用であると考えられた。
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