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2021 年度 研究成果報告書

SPARC(オステオネクチン)と悪性腫瘍の再発との関係

研究課題

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研究課題/領域番号 17K11885
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 外科系歯学
研究機関奥羽大学

研究代表者

鈴木 厚子  奥羽大学, 歯学部, 講師 (90405986)

研究分担者 前田 豊信  奥羽大学, 歯学部, 准教授 (10382756)
高田 訓  奥羽大学, 歯学部, 教授 (40254875)
加藤 靖正  奥羽大学, 歯学部, 教授 (50214408)
研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2022-03-31
キーワードがん / SPARC / AP1
研究成果の概要

SPARC (secreted protein acidic and rich in cysteine)は細胞外マトリックスで、286アミノ酸で構成される。しかしながら、SPRACはロイシンジッパーを有するペプチドとの結合が示唆されている。そこでAP-1のメンバーとの結合について、SPRACを分割したペプチドを合成し、解析を行った。また、SPARC遺伝子は3451 bpであり、コード領域は912 bpで、3′-UTRが2475 bpと巨大である。この3′-UTRの一部もしくは全部を発現ベクター内に挿入し、mRNAの安定化と表現形の差異について解析を行い、3′-UTRの意義について解析を行った。

自由記述の分野

口腔機能分子生物学

研究成果の学術的意義や社会的意義

SPARCは分泌タンパクで、骨基質中に多く存在する。SPARCはアパタイトと高い親和性を有するが、体内に広く分布している。一部の腫瘍ではSPARCは浸潤に重要な因子であり、微小環境を制御する可能性が示されている。さらに、SPARCが細胞内に局在することも示されており、未だにSPRACの機能全容について不明な点が多い。
本成果の意義は、以下の3点である。①SPARCの核内機能を示した ②SPARCの非石灰化間葉組織での機能を明示した ③SPARCの3′-UTRの意義について可能性の一部を排除した これらは、SPARCが関与する悪性腫瘍において、新規治療方法開発の有益な基礎知見に質すると考える。

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公開日: 2023-01-30  

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