研究課題
口腔は視診・触診が比較容易な臓器であるのに関わらず、口腔がんは進行期で発見されることが多い。また口腔がんの罹患率も増加傾向にあることから、早急な 対策が必要である。 一般開業歯科医(GP)が日常臨床で口腔がんを早期に発見できれば、早期治療につながり、口腔がんの死亡率の減少に寄与できると考えられる。これまでにGPを サポート体制を整備する目的で、webを用いた情報提供システムである口腔がん検診ナビシステムを構築してきた。本研究は、この技術を利用して、GPと口腔がんの診断・治療を専門とする専門医療機関をICTネットワークでリアルタイムに情報共有し、GPにあたかも口腔がん 専門家が常駐し口腔がん検診を行うがごとくのバーチャル検診センターを学内に構築し、口腔がん検診を行うためのネットワーク管理、クリニカルパスやアルゴリズムを整備した。また、口腔がん検診のための教育・啓発活動のために地域歯科医師会と協力して定期的に講演活動を行った。 国民も口腔がんの知識を得てセルフチェックができるように、教室HPの構築と充実を行った。さらに市民公開講座やメディアでの依頼を受け啓発にも努めた。全国で標準化された口腔がん検診が行えるように、検診手法の習熟、標準化とマニュアル本も作成し、多くの商業誌にも投稿した。先述のバーチャル検診センター上で、口腔粘膜疾患のe-learning、そして侵襲のない光学機器を用いた口腔がんスクリーニング法ができるようシステムアップした。その結果、次世代の口腔がん検診システムが確立でき、将来のオンライン検診の可能性が示された。
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すべて 雑誌論文 (16件) (うち査読あり 13件、 オープンアクセス 7件) 学会発表 (4件) (うち招待講演 2件) 図書 (3件)
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