研究課題/領域番号 |
17K11896
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研究機関 | 秋田大学 |
研究代表者 |
福田 雅幸 秋田大学, 医学部附属病院, 准教授(病院教授) (20272049)
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研究分担者 |
高野 裕史 秋田大学, 医学部附属病院, 講師(病院准教授) (30282172)
山本 修 山形大学, 大学院理工学研究科, 教授 (00230540)
遊佐 和之 山形大学, 医学部, 助教 (80636960)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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キーワード | 顎骨再生 / 亜鉛 / チタン / 歯髄幹細胞 |
研究実績の概要 |
平成31年度の研究実施計画と研究結果 2. Zn-Tiフレームワーク周囲の骨形成能のスクリーニング ラットの頭蓋骨に、トレフィンバーを用いて直径8mmのcritical size(自然に治癒しない大きさ)の骨欠損を形成する。この骨欠損に、歯髄幹細胞(1500cell/cm2)を浸潤させたシート状のコラーゲンスポンジ(typeⅠコラーゲン)を充填し、先の実験で用いたZn-Tiフレームワークで被覆する。コントロールは、生理食塩液を浸潤させたコラーゲンスポンジをZn-Tiフレームワークで被覆する。移植後4、8、12週に試料を摘出し、骨の再生を組織学的に評価する。なお、上記の実験でコントロールと有意な差が検出できない場合には、移植細胞数等を調整し、再度検討を重ねる。その結果、歯髄幹細胞を使用する前に、新たに作製したZn-Ti フレームワークの骨形成能のスクリーニングを行った。Zn-Ti フレームワークは、非常に高い骨再生率を示したが、対照のTi メッシュとの間に統計学的有意差は認められなかった。次に、コラーゲンスポンジに歯髄幹細胞を浸潤させた群と生理食塩液を浸潤させた群をZn-Tiフレームワークで被覆した実験を行った。しかし、移植後4週の時点で両群間の骨形成能に統計学的有意差は認められなかった。したがって、移植細胞数等を調整し,次年度に再度検討を重ねることとなった。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
平成31年度の研究結果 歯髄幹細胞を使用する前に、新たに作製したZn-Ti フレームワークの骨形成能のスクリーニングを行った。Zn-Ti フレームワークは、非常に高い骨再生率を示したが、対照のTi メッシュとの間に統計学的有意差は認められなかった。次に、コラーゲンスポンジに歯髄幹細胞を浸潤させた群と生理食塩液を浸潤させた群をZn-Tiフレームワークで被覆した実験を行った。しかし、移植後4週の時点で両群間の骨形成能に統計学的有意差は認められなかった。したがって、移植細胞数等を調整し,次年度に再度検討を重ねることとなった。。
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今後の研究の推進方策 |
コラーゲンスポンジに歯髄幹細胞を浸潤させた群と生理食塩液を浸潤させた群をZn-Tiフレームワークで被覆した実験を行う。移植後4週の時点で両群間の骨形成能に統計学的有意差は認められない場合、移植細胞数等を調整し、再度検討する。
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次年度使用額が生じた理由 |
歯髄幹細胞を使用する前に、新たに作製したZn-Ti フレームワークの骨形成能のスクリーニングを行った。Zn-Ti フレームワークは、非常に高い骨再生率を示したが、対照のTi メッシュとの間に統計学的有意差は認められなかった。次に、コラーゲンスポンジに歯髄幹細胞を浸潤させた群と生理食塩液を浸潤させた群をZn-Tiフレームワークで被覆した実験を行った。しかし、移植後4週の時点で両群間の骨形成能に統計学的有意差は認められなかった。したがって、移植細胞数等を調整し、次年度に再度検討を重ねることとなった。次年度使用額は,これらの動物実験や学会参加に使用する予定である。
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