研究課題
平成31年度(令和元年度)→令和2年度の研究実施計画と研究結果2. Zn-Tiフレームワーク周囲の骨形成能のスクリーニングラットの頭蓋骨に、歯髄幹細胞(移植細胞数を調整)を浸潤させたシート状のコラーゲンスポンジ(typeⅠコラーゲン)を充填し、先の実験で用いたZn-Tiフレームワークで被覆した。コントロールは、生理食塩液を浸潤させたコラーゲンスポンジをZn-Tiフレームワークで被覆した。移植後4週に試料を摘出し、骨の再生を組織学的に評価した。その結果、移植後4週の時点では、両群間の骨形成能に統計学的有意差は認められなかった。したがって、本研究においては、骨形成における促進因子は細胞成分よりフレームワークから徐放した亜鉛イオンの方が優位なのではないかと考えに至り、今後は細胞成分を用いず、Zn-Tiフレームワークと人工骨による基礎実験に遡ることとなった。
すべて 2020
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