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2023 年度 研究成果報告書

新たな凍結保存歯移植法の開発‐骨髄間葉系幹細胞培養上清を応用する‐

研究課題

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研究課題/領域番号 17K11903
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 外科系歯学
研究機関新潟大学

研究代表者

新美 奏恵  新潟大学, 医歯学総合病院, 准教授 (20397136)

研究分担者 芳澤 享子  松本歯科大学, 歯学部, 教授 (60303137)
研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2024-03-31
キーワード多血小板血漿 / 多血小板フィブリン / 歯の移植 / 骨髄単核球細胞 / Validation study
研究成果の概要

多血小板血漿(PRP),多血小板フィブリン(PRF)を用いて凍結保存歯移植後の歯周組織の再生を促進させることを目指して研究を行い,PRPを用いた移植では歯周組織の再生が促進されることが示唆された.更に骨髄単核球細胞を用いたティッシュエンジニアリングを併用した研究を行ったところ,歯の周囲の骨再生の促進が認められた.
また歯の移植におけるCox予後予測モデルのValidation studyにおいては,プロトコール群および後プロトコール群において統計学的に有意差を認めた.前プロトコール群では両リスク群に有意差は認めなかったが,生存曲線は経時的に離開し,高リスク群が低い累積生存率を示した.

自由記述の分野

口腔外科学

研究成果の学術的意義や社会的意義

永久歯の先天欠如は人口の0.15~16.2%とされており,治療が必要な症例も多い.先天欠如に対する治療として,矯正治療や補綴治療,インプラントによる治療の他に,患者自身の別の部位の歯を移植する自家歯牙移植が行われている.他の治療と比較した自家歯牙移植のメリットは,高い機能性と審美性,治療時間と費用の節約,患者の年齢制限が少ないことなどである.
一方,自己歯牙移植の欠点として,予後が移植される受容側の骨の状態に影響されることが挙げられる.骨幅の狭い歯槽部への移植を可能にする方法として,歯の移植と同時に骨増生を行うことができれば,手術回数を減らすことができるとともに治療期間の短縮が見込まれる.

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公開日: 2025-01-30  

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