変形性顎関節症におけるオートファジーの発現と形態的変化の解析

2020 年度 実績報告書

• 研究課題/領域番号: 17K11919
• 研究機関: 昭和大学
• 研究代表者: 渡辺 仁資 昭和大学, 歯学部, 兼任講師 (90384304)
• 研究分担者: 椋代 義樹 昭和大学, 歯学部, 助教 (50325099) ; 山田 篤 昭和大学, 歯学部, 講師 (50407558) ; 代田 達夫 昭和大学, 歯学部, 教授 (60235760)
• 研究期間 (年度): 2017-04-01 – 2021-03-31
• キーワード: オートファジー / アポトーシス / 変形性顎関節症疾患 / 老化促進マウス / 低酸素 / 骨細胞

研究実績の概要

本研究では変形性顎関節症における関節頭の形態変化とオートファジー関連タンパクの発現との関連性を解明するために以下の研究を進めた。具体的には、令和元年までに以下の研究を行った。1) 変形性顎関節症疾患モデルにおける顎関節頭の形態的特徴を明らかにした。
さらに、研究の最終年度（令和2年度以降）においては、変形性顎関節症の患部でみられる低酸素状態における骨細胞の細胞死の調整に焦点を当て、その調節機構および、骨細胞のネクローシス・アポトーシスを抑制する薬剤の検索をin vitroで行い、これらを改善する薬剤の候補となりうる化学物質を同定した。なお現在は、実験によって得られたデータをもとに、現在論文を作成中である。