研究課題/領域番号 |
17K11941
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
星 健治 九州大学, 大学病院, 助教 (90569964)
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研究分担者 |
高橋 一郎 九州大学, 歯学研究院, 教授 (70241643)
野村 俊介 九州大学, 歯学研究院, 助教 (60710994)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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キーワード | 下顎頭軟骨 / 間葉系細胞 / microRNA / メカニカルストレス |
研究実績の概要 |
これまで検討を続けてきたmechanosensitive microRNAの候補遺伝子の発現パターンを、胎生期から成長期にかけてマウス下顎頭において検討した。胎齢14、16、18日および出生後4、6、8、10週にかけて下顎頭における5種のmicroRNA(miRNA)の発現量をリアルタイムPCR法により検討した。 この結果、大きく3つのパターンに分類できた。5つのmiRNAのうちの2つは、胎生期に発現が上昇し、出生後に減少した。また、別の2つのmiRNAは、出生後、発現が上昇し、特に成長期から成長終了後の20週まで一様に上昇した。最後に、残りの1つは、出生後、胎生期と比べ発現が上昇するが、さらに成長終了後の20週に発現が大きく上昇した。以上のように、5つのmechanosensitive miRNAの候補遺伝子が、時期特異的に下顎頭軟骨の成長発育や分化を制御している可能性が示唆された。
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