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2018 年度 実施状況報告書

歯根の形質に関連する遺伝因子を解明する

研究課題

研究課題/領域番号 17K11947
研究機関昭和大学

研究代表者

槇 宏太郎  昭和大学, 歯学部, 教授 (80219295)

研究分担者 芳賀 秀郷  昭和大学, 歯学部, 助教 (00736655)
高橋 正皓  昭和大学, 歯学部, 助教 (10736713)
山口 徹太郎  昭和大学, 歯学部, 准教授 (40384193)
中脇 貴俊  昭和大学, 歯学部, 助教 (90783522)
研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2020-03-31
キーワード歯根 / 候補遺伝子 / 一塩基多型
研究実績の概要

候補遺伝子の関連解析
本申請課題ではTaqman法によるタイピングを進めている。SNPs(一塩基多型)のタイピングを精度、再現性を維持しながら可及的に低コストで実施することが重要である。HapMap data(http://hapmap.ncbi.nlm.nih.gov/)からの350万アッセイが既成として用意されているため、目的とするSNPsの解析が簡便に行える(研究業績:J Hum Genet, 57:654-659, 2012;他)。解析に必要な施設(リアルタイムPCRシステム)は琉球大学に現有する。
遺伝統計学的解析
集団の構造化の検定→ハプロタイプ推定(Genotype imputation;コンテンツが異なるマーカーセット間でのジェノタイピングデータの推測)→関連解析(独立性検定) を経て疾患・形質に関連する遺伝子座位の特定を進めている。申請者らはすでに遺伝統計学的解析手法に習熟している(研究業績:J Hum Genet, 57:654-659, 2012; 研究業績:J Bone Miner Res, 26:1655-61, 2011; 他)。
「歯科医療は、失った歯および歯周組織を回復する治療を開発してきたが、障害された機能を治療によって100%回復させることは難しい場合も多い。根元的な治療は失った歯や歯周組織を再生することであるが、歯や歯周組織の再生は未だ十分に達成されたとは言えない。」日本学術会議歯学委員会 ―歯学分野の展望 課題とアクションプラン―(2011年)。矯正歯科治療や歯の再植・移植といった治療や炎症により、歯根吸収が惹起されることがある。歯根形成のメカニズムを解明することは、歯根の再生や歯根吸収の予防・抑制に働きかける治療法の開発に寄与する。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

候補遺伝子の絞り込みが順調に進んでいる。歯根長、歯冠長と遺伝統計学的に相関を認める一塩基多型が見出されている。

今後の研究の推進方策

本研究成果を学会、論文へ報告する。学会報告は歯科分野のみならず人類遺伝学分野においても報告する。購読者数の多い歯科商業誌へも総説を投稿することを予定する他、新聞や雑誌といったメディアを通じて成果を公表し、学術的な波及に努める。

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公開日: 2019-12-27  

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