研究課題/領域番号 |
17K11984
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
歯周治療系歯学
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研究機関 | 神奈川歯科大学 (2018-2022) 新潟大学 (2017) |
研究代表者 |
両角 俊哉 神奈川歯科大学, 歯学部, 准教授 (20444151)
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研究分担者 |
高橋 直紀 新潟大学, 医歯学系, 准教授 (80722842)
小松 康高 新潟大学, 医歯学総合病院, 助教 (40422597)
保苅 崇大 新潟大学, 医歯学総合病院, 医員 (30827621)
宮沢 春菜 新潟大学, 医歯学総合病院, 特任助教 (50733721)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | 生体応答 / ストレス / 生体侵襲 / スケーリング / エルビウムヤグレーザー / 生理指標 / ストレスマーカー / 炎症性サイトカイン |
研究成果の概要 |
スケーリング・ルートプレーニング(SRP)を含む非外科的歯周治療は強い炎症性刺激として作用するため,生体応答や自立神経活動に影響を与えている可能性がある。本研究において申請者らは,従来の手用スケーラーによるSRPを対照として,エルビウムヤグ(Er: YAG)レーザーを用いた縁下スケーリングが生理指標や血中ストレスマーカーに及ぼす影響を検討した。その結果,Er: YAGレーザーの使用は患者に与えるストレス負荷が小さいことが示唆された。
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自由記述の分野 |
歯周病学, 歯周治療学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
観血的歯周治療の後には,菌血症によりエンドトキシンや炎症性サイトカインが全身に広がり,軽度の急性期反応を示す。また,侵襲下の生体では神経・内分泌系,免疫系,代謝系,循環器系を中心に種々の変動が見られる。これらはお互い独立したものではなく,神経・内分泌系を介して生体反応を抑制するフィードバック機構が作動し,生体の恒常性を維持している。本研究では各系統のストレスマーカーを網羅し,侵襲の種類や程度によるストレス応答の変化を解析した。本研究の結果は,歯周治療の直後に全身に起きている生体変化を多角的に解析した初めての研究であり,その学術的および社会的意義は極めて高い。
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