研究課題
今回の研究は、2006年に口腔の状況とQOL尺度との関係を調査した4317名の40歳以上の成人の歯科治療受診者からなるコホートを研究対象として進めるものである。15年以上を経過した現在、3000人近くの参加者が65歳を超えた。これらの対象者を中心に、現在の要介護認定の状況や健康状態の調査を行い、過去の口腔指標が現在の要介護の状況および健康の維持に関連があったかどうかということを調べることを目的として計画した。2006年には、日本全国の26の歯科医院からなる研究協力機関の協力を得て、40歳以上の成人の歯科治療受診者を対象に口腔の状況と口腔関連QOL尺度および包括的QOL尺度との関連のベースライン調査を終えている。このコホート集団に対して、1次調査として要介護認定を受けているあるいは要介護高齢者施設に入所しているかという点について郵送調査を行う。さらに郵送調査によって生存および再調査が可能な状況であることが確認できた対象者については、現在の口腔指標と、口腔関連QOL尺度および包括的QOL尺度について再度、データの収集を行う。これまで、研究協力機関に依頼を行い、対象者の居住地と生存についての情報を収集し、追跡調査を実施すべく所在地と生存確認を実施している。追跡調査用の質問紙を作成し、郵送調査にて調査を行っている。
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すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 3件、 オープンアクセス 2件)
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