• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2020 年度 実施状況報告書

口腔粘膜上皮-小唾液腺ユニットを標的とした口腔乾燥治療の創薬応用

研究課題

研究課題/領域番号 17K12044
研究機関大阪大学

研究代表者

加藤 寛子  大阪大学, 薬学研究科, 特任助教(常勤) (70749994)

研究分担者 照沼 美穂  新潟大学, 医歯学系, 教授 (50615739)
泉 健次  新潟大学, 医歯学系, 教授 (80242436)
研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2022-03-31
キーワード口腔粘膜上皮 / 非神経性コリン作動系 / アセチルコリン
研究実績の概要

副交感神経由来のアセチルコリンがムスカリン受容体に作用して唾液分泌は亢進する。現在、口腔乾燥症治療薬の適応はシェーグレン症候群や放射線治療後の口腔乾燥症などの特定の症例に限られているが、口腔乾燥が誘発する感染症等のリスク低減のためにも、広く適応を持つ有効な治療薬が必要である。申請者は口腔粘膜上皮組織には神経組織によらない非神経性コリン作動系のアセチルコリン産生システムが存在し、上皮細胞から分泌されるアセチルコリンが小唾液腺の唾液分泌を促進するという仮説を立て、研究をすすめている。
口腔粘膜上皮細胞のアセチルコリン産生量をコントロールするための条件とともに、口腔粘膜上皮細胞と小唾液腺の共培養の条件についても検討を行っている。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

口腔粘膜上皮細胞のアセチルコリン産生量をコントロールする刺激薬剤の量、刺激のタイミングと期間について条件を行っている。口腔粘膜上皮細胞と小唾液腺の共培養についても培地や培養容器の検討を行っている。

今後の研究の推進方策

口腔粘膜上皮細胞のアセチルコリン産生量をコントロールする条件を探索する。また、口腔粘膜上皮細胞と小唾液腺の共培養し、口腔粘膜上皮細胞と小唾液腺のインタラクションを解析する。

次年度使用額が生じた理由

コロナウイルス感染症の流行により研究を行うことのできない時期が生じた。

URL: 

公開日: 2021-12-27  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi