研究課題/領域番号 |
17K12076
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研究機関 | 関西医科大学 |
研究代表者 |
山下 裕紀 関西医科大学, 看護学部, 准教授 (40326319)
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研究分担者 |
高橋 良幸 東邦大学, 健康科学部, 准教授 (30400815)
石橋 みゆき 千葉大学, 大学院看護学研究科, 准教授 (40375853)
正木 治恵 千葉大学, 大学院看護学研究科, 教授 (90190339)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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キーワード | communion / 交感 / 脳卒中失語症 |
研究実績の概要 |
看護におけるcommunion(交感)の7つのパタンの構造を検証するため、専門家会議を行った。実施にあたり、研究者が所属する施設の倫理審査委員会の承認を得て実施した。 対象者は、関西圏の医療施設で現在勤務する脳卒中リハビリテーション看護認定看護師9名であった。研究者が口頭と書面をもって説明を行い、研究参加の同意を得て、1組2~3名の専門家会議を60~90分程度/回、実施した。なお実施にあたり、設定事例を視覚的に理解しやすいように映像資料を事前に作成した。 専門家会議では、看護におけるcommunion(交感)の7つのパタンの構造に関する資料(映像を含む)をもとに研究者が口頭と書面で説明を補ったのち、(1)communion(交感)の構造に関する表記は妥当でわかりやすいか、(2)設定事例におけるcommunion(交感)のパタンとパタン図は妥当であるか、(3)communion(交感)の構造は脳卒中失語症患者以外の実践適用の可能性はどうかについて、グループインタビューを実施した。 初回グループインタビューの結果を逐語録にし質的に分析した結果より、グループインタビューの複数回実施とそのインタビュー方法を再検討する必要性が生じた。特に、実践適用場面の例示にあたり、臨床場面に即した画像資料となるよう、洗練する必要がある。 今後、映像資料の追加修正を行い、研究者間での調整会議を実施する予定である。また今後はデータ分析に際し、質的データ分析ソフトの活用も検討する。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
インタビュー方法の洗練と複数回のデータ収集が必要であるため。
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今後の研究の推進方策 |
研究者間での調整会議を実施するとともに、質的データ分析ソフトを活用することも検討しつつ成果をまとめる。
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次年度使用額が生じた理由 |
データ分析や結果とりまとめが残っており、そのための経費捻出がなされなかったため、次年度使用額が生じている。
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