研究課題/領域番号 |
17K12081
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研究機関 | 岩手県立大学 |
研究代表者 |
平野 昭彦 岩手県立大学, 看護学部, 教授 (30305255)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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キーワード | 気管吸引 / 粘膜損傷 / 吸引圧 / 細胞学的分析 / 安全性 / 看護技術 |
研究実績の概要 |
対象者は心循環器の疾患患者で術後に人工呼吸器を装着していた。術後1日目以降の吸引時または抜管時に気管吸引がされて、その痰を採取した。吸引時に吸引チューブと吸引器側コネクターとの間に痰収集容器(Argyleスペシメンコンティナ―,50mL)を挟んで入れて採取し、直後に喀痰固定液30mL(武藤化学(株),喀痰細胞診検査用YM式喀痰固定液)を容器からカテーテルで吸引し痰と混和・固定した。これを臨床検査センターに染色と塗抹標本の作製を依頼した。試料にパパニコロウ染色とCK14、AZAN、EVGの各免疫染色を施した。 同意を得た患者3人から吸引痰の試料を得た。一人からは3検体、他の2人は1検体の合計5検体を採取した。いずれの検体からも線毛がついた円柱上皮細胞が認められた。3検体を採取した一人からはいずれの検体からも基底細胞、弾性線維、膠原線維と考えられる細胞・組織を認めた。他の2人からは基底細胞、弾性線維、膠原線維は認められなかった。吸引時の設定圧は3人とも-20kPaを超えていた。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
以前の研究で協力が得られて当初予定した病院の研究協力者が異動したことにより、新たに協力者を得て再度、病院の倫理審査で承認を得るまでに時間を要した。そして承認を得たが、その時期が年度末と新年度の時期とも重なり病棟の事情からすぐに開始できなかった。その間に以前に免疫染色に対応してもらえた臨床検査技師の退職と検査機関の組織の改編により対応してもらえず、新たな検査機関を探すのにも時間を要した。その後、問い合わせでは免疫染色ができると回答をもらった検査機関が見つかったが、実際には未経験であったため予定した染色まで時間がかかり、その報告も遅かった。さらにその間に他病院であるが市内の中核病院の場所移転に伴い3か月近くの間、入院が停止され、それまでならその移転病院で緊急治療する患者が研究協力病院に入院するようになり、事前に研究の説明をして研究に同意をもらえる対象者がいなくなった。入院受け入れが再開されても場所が市内から遠くなったことから、患者が移転病院を避け、近くの研究協力病院に入院することは続き、研究に同意をもらえる対象者がいなかった。そうしている内に2020年2月以降は新型コロナの影響のために病棟に入ることもできなくなった。
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今後の研究の推進方策 |
4月から所属する大学で研究倫理審査を受審する。研究に協力をいただける新たな病院と協力者を探し、協力者の所属する病院の研究倫理審査を受審する。並行して痰の免疫染色ができる検査機関を探す。その後、データ収集と分析を実施する。
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次年度使用額が生じた理由 |
以前の研究で協力が得られて当初予定した病院の研究協力者が異動したことにより、新たに協力者を得て再度、病院の倫理審査で承認を得るまでに時間を要した。そして承認を得たが、その時期が年度末と新年度の時期とも重なり病棟の事情からすぐに開始できなかった。その間に以前に免疫染色に対応してもらえた臨床検査技師の退職と検査機関の組織の改編により対応してもらえず、新たな検査機関を探すのにも時間を要した。その後、問い合わせでは免疫染色ができると回答をもらった検査機関が見つかったが、実際には未経験であったため予定した染色まで時間がかかり、その報告も遅かった。さらにその間に他病院であるが市内の中核病院の場所移転に伴い3か月近くの間、入院が停止され、それまでならその移転病院で緊急治療する患者が研究協力病院に入院するようになり、事前に研究の説明をして研究に同意をもらえる対象者がいなくなった。入院受け入れが再開されても場所が市内から遠くなったことから、患者が移転病院を避け、近くの研究協力病院に入院することは続き、研究に同意をもらえる対象者がいなかった。そうしている内に2020年2月以降は新型コロナの影響のために病棟に入ることもできなくなった。そのため試料が5検体しかえれなかった。 令和2年度は、所属が前所属地と大きく離れた新天地なので新たな研究協力者と病院を探し、研究倫理審査を受審して、研究データを収集したい。
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