看護の質向上のために,実践した看護過程を記述した看護ケアテキストを収集して評価し,リコメンデーションをフィードバックする仕組みが構築されている.この評価の一部を多様式の情報を利用する人工知能により支援するシステムの開発を行った.開発手法は,電子カルテなどの情報を含んで学習された多層ニューラルネットワークであり,これまで開発してきたシステムと比較して評価性能が向上した.本研究での成果は,ベンチマークとして使用している評価済みの看護ケアテキストのうち約74%を正しく評価できるようになったことである.
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