研究課題/領域番号 |
17K12107
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研究機関 | 山形大学 |
研究代表者 |
新野 美紀 山形大学, 医学部, 助教 (70336452)
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研究分担者 |
布施 淳子 山形大学, 医学部, 教授 (20261711)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | 緩和ケアリンクナース / 役割 |
研究実績の概要 |
本研究の目的は、緩和ケアリンクナース等、病院において緩和ケアを推進する役割にある看護師の臨床実践力を高めるために、緩和ケアリンクナース教育モデルを開発することである。 2020年度は、病院において緩和ケアに関連する専門看護師及び認定看護師が緩和ケアリンクナースに期待する役割を明らかにする目的で調査を実施し質的帰納的に分析した。緩和ケアリンクナースに期待する役割の記述から64コードを抽出し、19サブカテゴリに分類された。最終的に、緩和ケアを担う専門看護師及び認定看護師が期待する緩和ケアリンクナースの役割として、5カテゴリ【自部署での基本的緩和ケアの実践】【基本的緩和ケア実践の自部署への浸透】【他職種・緩和ケアリソースとの連携・協働の推進】【役割遂行能力の向上】【緩和ケア提供体制の維持向上】に集約した。 2021年度は、前年度の研究結果、病院において緩和ケアに関連する専門看護師及び認定看護師が緩和ケアリンクナースに期待する役割64項目の妥当性を確認し、量的研究の実施に向けて質問紙の作成、調査対象の選定を行った。倫理審査が終了し、調査開始の準備を進めている。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
調査の対象は、全国のがん診療連携拠点病院ならびにがん診療連携拠点病院以外の病院に所属し緩和ケアリンクナースの教育を担う専門看護師及び認定看護師である。新型コロナウイルス感染症の流行下において、がん診療連携拠点病院などの現場の負担が大きく調査協力が得られにくい状況が続き、研究期間を1年延長した。
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今後の研究の推進方策 |
新型コロナウイルス感染症の流行下において、緩和ケア病棟からコロナウイルス感染症病棟への変更を余儀なくされるなど、システムの変化が生じた。一方、これまでの取り組みの成果や環境整備が前進していることもあるため、次年度は全国調査を実施する予定である。
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次年度使用額が生じた理由 |
新型コロナウイルス感染症の流行下において、緩和ケアを担う専門看護師及び認定看護師への負担が大きいことが想定され、調査時期を検討した。 全国調査の実施、データ入力、分析、研究成果のまとめに必要な費用として使用する。
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