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2023 年度 研究成果報告書

チーム・パフォーマンス向上を志向した学生感情調節尺度とグループ風土評価尺度の開発

研究課題

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研究課題/領域番号 17K12111
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 基礎看護学
研究機関信州大学

研究代表者

會田 信子  信州大学, 学術研究院保健学系, 教授 (80291863)

研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2024-03-31
キーワード高等教育機関 / 協同学習 / パフォーマンス / 対人反応性傾向 / 活動統制傾向
研究成果の概要

協同学習中のパフォーマンス自己評価尺度高等教育機関学生版(CoopSR尺度)を開発し、信頼性・妥当性を検証した。対象は高等教育機関に在籍する学生で、ウェブ調査で実施した(分析対象568名)。2回の予備調査で作成したCoopSR尺度の各因子のα信頼性係数は0.805~0.914だった。最終的な因子構造は、対人反応性傾向は3因子【自己優先】【他者優先】【アサーティブ】、活動統制傾向は2因子【活動指向性】【状態指向性】で、GFI0.869~0.891、AGFI0.852~0.853、CFI0.879~0.881だった。以上より、CoopSR尺度の信頼性・妥当性が確認された。

自由記述の分野

nursing education

研究成果の学術的意義や社会的意義

CoopSR尺度は、認知面・行動面のみならず感情面を含む点で、既存尺度にはみられない協同学習中の学生のパフォーマンスを自己評価するツールで、教育場面での活用によって協同学習のあり方を検討していく上で有用と考える。特に、学生の客観的な自己評価内容から、より学生の状態・特性に合わせた助言・支援につなげられることが期待できると考える。また、学生が主体的に自身をモニタリング・評価し、行動変容やチームメンバー同士の対人関係形成に生かしていける可能性がある。このことは、質の高い医療ケアサービスの提供の基礎となる多職種間連携やコミュニケーションの向上に、間接的に貢献していく可能性を示唆しているものと考える。

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公開日: 2025-01-30  

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