研究課題/領域番号 |
17K12118
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
村上 真理 広島大学, 医系科学研究科(保), 助教 (10363053)
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研究期間 (年度) |
2018-02-28 – 2021-03-31
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キーワード | 学習障がい / 看護系大学 / 臨地実習 / 支援 |
研究実績の概要 |
LD(学習障がい)の可能性のある学生への支援方法について、国内外の先行研究を文献検討し、調査方法や調査内容を抽出した。本研究においてはフォーカスグループインタビュー法を用いる必要があることが示唆された。さらに、調査開始前に、広島大学疫学研究倫理審査委員会の承認(E-1972)を受け、広島大学理事(医療担当)の許可を得ることができた。文献よりフォーカスグループインタビューの質問内容を吟味したところ、「LDの可能性のある看護学生とかかわった経験があるか」「LDの可能性のある看護学生と関わる際の困難についてどう考えるか」「LDの可能性のある看護学生への臨地実習での学習支援についてどう考えるか」「LDの可能性のある看護学生の進路選択の支援についてどう考えるか」と決定した。また、研究協力者の選定方法については、専用WEBサイトを用いて看護学実習の臨床指導経験を有する者のうち、LD(学習障がい)の可能性のある学生への学習や進路選択の支援について興味のある12人程度と選定見込みが出来た。研究対象者のサンプリングはスノーボール式とした。倫理的配慮として、専用のSSLで保護された応募フォームに氏名・卒業年度・臨床経験年数・メールアドレス・臨地実習におけるLDの可能性のある学生への支援経験の有無を記入して募ることとした。研究協力者なりすまし攻撃対策のためWEBフォームの入力工程に「CAPTCHA(画像)認証」を組み込む予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
世界的にCOVID-19の影響により、現在日常生活活動の自粛中である、したがって研究協力者への調査依頼を行うことを中断している。日常生活活動が再開できるみとおしがたつかどうか、慎重に判断しているところである。
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今後の研究の推進方策 |
2020年度が最終年度であるが、COVID-19の影響により、研究協力者の協力を得難いが、WEB会議システムを効果的に利用しながらフォーカスグループインタビュ―が遠隔操作的に実施できるかどうかを試験的に行う。難しい状況であれば、研究期間を延長する必要が示唆されている。
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次年度使用額が生じた理由 |
研究進捗が当初の予定より遅れていることと、データ収集をする時期に新型コロナウイルス感染症のため国内で活動自粛体制となり、研究協力の依頼を控えたため、研究活動が停止し、次年度使用額が生じた。今後は研究に取り組む年度を1年間延長することを考えている。
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