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2020 年度 実績報告書

看護教員を対象とした協働参加型授業改善プログラムの構築と検証

研究課題

研究課題/領域番号 17K12120
研究機関佐賀大学

研究代表者

坂 美奈子  佐賀大学, 医学部, 助教 (30768594)

研究分担者 道面 千恵子  九州大学, 医学研究院, 助教 (80363357)
研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2021-03-31
キーワード学生に対する視点の変化 / 新たな教授方略の生成 / 授業省察の促進 / 自己効力感の向上
研究実績の概要

本研究は,看護教員が授業経験を振り返り,教授活動を向上させる協働参加型授業改善プログラムを構築し検証する目的のもと実施した。
プログラムを構築する第1段階では,230名の看護教員を対象に授業設計における問題やニーズおよび授業設計における思考内容を調査した。調査した結果,看護専門学校の看護教員は,授業を振り返り,教授方略を考えることに困難を要していることが明らかとなった。また,熟練した看護教員は,授業設計を行う際,特徴的な思考プロセスをたどっていることが明らかとなったことから,この思考のプロセスを授業改善プログラムの内容に反映することとした。第1段階の研究結果をもとに,授業改善プログラムを構築した。
第2段階では,専門学校3校の看護教員21名を対象にプログラムを実施し,発言内容の質的分析および授業設計思考評価表(思考評価表),一般性自己効力感尺度(GSES)をもとに検証を行った。結果,質的分析では,【学生の学習能力・態度における発見】,【学習方法の再発見】など20のカテゴリーからなる学びが生成された。思考評価表では,『学生のレディネス把握』,『これまでの授業の省察』の項目が実施前に比べ実施中,実施後に上昇した。GSESも実施前に比べ実施後に上昇した。プログラムは,学生に関する見方,考え方を生み出し,新たな教授方略を見出すことが示唆された。また,省察が促進され,自己効力感が向上することが示された。
2017年~2019年にかけて,授業改善プログラムの構築から検証まで行い,第1段階での研究成果の国内,国外発表および学術誌投稿を行った。2020年は第2段階のプログラム検証における研究結果を国内学会にて発表を行った。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2020

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] 看護教員を対象とした協働参加型授業改善プログラムの検証-プログラム実践による学びの視点から-2020

    • 著者名/発表者名
      坂美奈子,原田広枝,瀬戸山美和,道面千恵子,石橋美香
    • 学会等名
      日本看護学教育学会第30回学術集会
  • [学会発表] 看護教員を対象とした協働参加型授業改善プロクラムの構築2020

    • 著者名/発表者名
      坂美奈子,原田広枝,末永陽子,瀬戸山美和,道面千恵子
    • 学会等名
      日本看護研究学会第46回学術集会

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公開日: 2021-12-27  

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