研究課題/領域番号 |
17K12124
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研究機関 | 群馬県立県民健康科学大学 |
研究代表者 |
服部 美香 群馬県立県民健康科学大学, 看護学部, 准教授 (60618320)
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研究分担者 |
舟島 なをみ 新潟県立看護大学, 看護学部, 教授 (00229098)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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キーワード | 問題解決 |
研究実績の概要 |
今年度は、スタッフ看護師が活用できる「問題解決のための改善ガイド」を作成するために必要な知識となる「問題を解決・改善するための具体的な方法」を見いだす研究成果の産出を目指していた。しかし、COVID-19感染拡大の影響を受け、分析を進めることができず、成果産出に至らなかった。 本研究の成果は、スタッフ看護師が日々、直面している問題の解決方法を表し、多様な背景や状況下にあるスタッフ看護師が、それぞれに思考し、用いた解決策である。そのため、同様の問題に直面していたとしても、それぞれに解決方法が異なる可能性がある。 そこで、今後、問題の解決方法を解明するための分析を進め、その成果をスタッフ看護師が直面した問題と照合する。そして、スタッフ看護師が直面している問題各々に、適用できる解決・改善方法を導きだし、ガイドに掲載する。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
COVID-19感染拡大により、研究に費やす時間を捻出できず、計画していた「「問題を解決・改善するための具体的な方法」解明に向けた分析を行うことができなかった。 この分析は①質問紙の自由回答(記述)から記録単位を作成し、②記録単位の表現の類似性に着目して分類し、同一記録単位群を作成する(基礎分析)、③同一記録単位群の意味内容の類似性に基づき分類し、カテゴを作成し、命名する(本分析)段階がある。現在、②の基礎分析を行っている。
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今後の研究の推進方策 |
月に一度程度開催される、研究推進コースに資料を提示し、他研究者の助言を得て、分析の精度を高めるとともに、確実に、研究を進める。
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次年度使用額が生じた理由 |
今年度、COVID-19感染拡大の影響を受け、計画していた質的帰納的研究の分析を進めることができなかった。そのため、分析に要する物品の購入や旅費を当初の予定通りに支出できなかった。次年度、分析を進め成果を産出したいと考えており、今年度の残額を次年度に使用する。具体的には、分析に用いる文房具、共同研究者とともに分析をするための旅費、あるいは、オンライン会議開催のための通信費、物品費に使用する。
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