研究課題/領域番号 |
17K12127
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
基礎看護学
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研究機関 | 名古屋大学 (2023) 長野県看護大学 (2017-2021) |
研究代表者 |
田中 真木 名古屋大学, 医学系研究科(保健), 講師 (00405127)
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研究分担者 |
秋山 剛 長野県看護大学, 看護学部, 准教授 (20579817)
伊藤 祐紀子 長野県看護大学, 看護学部, 教授 (50295911)
金子 さゆり 宮城大学, 看護学群, 教授 (50463774)
多賀谷 昭 長野県看護大学, 看護学部, 名誉教授 (70117951)
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研究期間 (年度) |
2022-11-15 – 2024-03-31
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キーワード | 看護学生 / 倫理的感受性 / 看護教育 / 倫理的課題 |
研究成果の概要 |
本研究は、身体抑制という倫理的課題を通し、看護学生がそれをどのように捉えたのかを明らかにすることで倫理的感受性育成プログラムの開発のための理論基盤を構築することにあり、研究段階は全3段階で構成された。看護学生へのインタビューをナラティヴ分析により分析した結果、看護学生は、患者、抑制、自分、看護師、家族、他学生を対象とした問いを発し、4年間を通して問いが展開されていた。展開として、問いの編集から編集後の捉えを経て帰着、問いの編集を経て帰着、問いが生まれない場合、展開なしという構造がみられた。また、問いの展開の各要素で、看護学生の二極化する思考が明らかとなった。
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自由記述の分野 |
看護教育
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
身体抑制という明確な価値の対立とそこに潜在する倫理的課題に焦点をあて、看護実践の前提である問いと問いを明らかにするための思考や行動をどのように展開するのかという倫理的思考モデルは、看護学生が学士課程を通して倫理的課題を思考し、行動する過程に新しい知見を得ることができ、臨地実習における倫理教育への具体的なアプローチ方法の視点、及び看護学生の倫理的能力の向上に向けた学習プログラム構築を検討するための基礎資料となる。
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