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2021 年度 実績報告書

看護センス育成モデル構築に向けた看護センスの概念の解明と尺度開発

研究課題

研究課題/領域番号 17K12135
研究機関群馬パース大学

研究代表者

上星 浩子  群馬パース大学, 保健科学部, 教授 (20389745)

研究分担者 川島 美佐子  足利大学, 看護学部, 教授 (80412972)
堀込 由紀  群馬パース大学, 保健科学部, 講師 (00512493)
佐藤 晶子  群馬パース大学, 保健科学部, 講師 (90458472)
研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2022-03-31
キーワード看護学 / センス / 概念 / 尺度開発
研究実績の概要

本研究の目的は、看護センス育成モデル構築に向けた看護センスの概念の解明と尺度開発である。第1段階としてWalker&Avantの分析手法を用いて文献・書籍等から看護センスの概念を明確にした。看護のセンスは、「単に“感じる”“気づく”という感性や専門的な知識、技術に基づき実践するだけでなく、対象の状態や思いを根底に複合的な視点から捉え、その人らしくいられるための効果的かつ付加価値のある看護ケアを提供できる能力」と定義した。
第2段階として、①看護教員への調査から看護学生の看護センスの構成要素を抽出し、15因子42項目からなる看護学生の看護センス尺度原案を作成した。②臨床看護師、看護管理者への調査から看護師の看護センスの構成要素を抽出し、10因子66項目からなる臨床看護師の看護センス尺度原案を作成した。更に看護センスの国際的探求として、Australia在住の看護師にヒアリングを行った結果、「センス」という用語は使用されてなかった。「センス」に関連する用語として〈Natural〉〈Suss out〉〈clockwork〉〈Flexible〉等、豊かな看護実践や〈Intuition〉〈Look at the patient and listen〉〈Holistic approach〉等、患者の様々なデータを統合し判断する実践能力、〈compassion〉〈Mutual understanding〉〈Humanity〉〈Being patient centered〉〈Advocacy〉等、対象の尊厳を保ち、相互理解に繋がる態度としての特性が示された。各研究成果は国内の学会で発表した。更に学会の交流集会で看護センスの要素と育成方法についてGWを行った。医師や看護師、看護教員等、多数の参加者があった。更なるワークショップを望む声も聞かれ、センスの高い看護師育成を望んでいることが示された。

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公開日: 2022-12-28  

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