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2020 年度 実績報告書

看護実践者のコンピテンシーと大学教員に求められるコンピテンシーの関連性の究明

研究課題

研究課題/領域番号 17K12139
研究機関仙台赤門短期大学

研究代表者

立石 和子  仙台赤門短期大学, 看護学科, 教授 (80325472)

研究分担者 前田 由紀子  西南女学院大学, 保健福祉学部, 准教授 (10412769)
有澤 舞  東京家政大学, 健康科学部, 期限付講師 (50719135) [辞退]
藤田 藍津子  東京家政大学, 健康科学部, 講師 (70721851)
研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2021-03-31
キーワード看護教育学 / コンピテンシー / キャリアプランニング / 大学教員 / 多職種連携
研究実績の概要

20歳人口が減少し大学が淘汰されている中においても、看護系大学(学部・学科・短期大学含む)は増加している。その一方、増え続ける、看護系大学(短期大学含む)の教員不足や教育の質の確保が目下の緊急課題となっている。私たちはこれまで、「看護基礎教育の高等化による看護師のコンピテンシーの獲得・要求能力の変化」について調査検討を行ってきた。これまでの研究の再分析とともに、専門職業人としての看護師に要求されているコンピテンシーを解明するために以下のことを行った。
①専門看護師・認定看護師のインタビューより、看護系教員に求められている能力の部分を中心に分析した結果、その場面に対応した判断能力、臨機応変な姿勢、「先を見抜く力」などが必要であることがわかった。
②看護師および医療関連の他職種「看護師・看護教員へ求めるコンピテンシー」調査として、看護職および医療に関わる職種の方々へグループインタビュー調査を実施、看護師のキャリアプランニングとして、看護師は、認定看護師・専門看護師、さらには大学院進学など、自らが学ぼうとすることでキャリアプランニング可能なことが明らかとなった。
③地域活動として、地域で活躍する訪問看護師ともに研究を行うことで、看護師および看護教員に求められている能力の抽出を深めた。さらに、看護師の活動を紹介する市民講座を主催、学会等での交流集会の開催などもおこない、看護基礎教育において、早期より在宅医療も含めた看護職の在り方を教育する必要性が明らかとなった。
③大学教員へのインタビュー調査を行い、質的帰納的にデータ分析を行った。
大学教員になると、臨地実習指導等以外は臨地を経験することがほとんどない。しかしながら、教員になるまでの臨地経験で修得されたコンピテンシー、すなわち看護実践者としてどのような姿勢で経験をつんできたが重要であることが明らかとなった。

  • 研究成果

    (7件)

すべて 2021 2020 その他

すべて 雑誌論文 (3件) (うちオープンアクセス 2件、 査読あり 2件) 学会発表 (3件) 備考 (1件)

  • [雑誌論文] 新型コロナウイルス感染症流行時における、仙台赤門短期大学の対応2021

    • 著者名/発表者名
      佐竹正延,石母田由美子,立石和子,井上由紀子,大沼由香,菊地真,熊谷英樹,鈴木慈子, 宮崎智子,富士原秀,佐藤喜根子
    • 雑誌名

      伝統医療看護連携研究

      巻: 2(2) ページ: 20-24

    • オープンアクセス
  • [雑誌論文] 災害対策 “訪問看護の知恵袋”~COVID-19 対策の現状と課題~2021

    • 著者名/発表者名
      齋藤正子,及川敦子,比良孝子,阿部美智枝,佐々木喜代子,三澤寿美,立石和子
    • 雑誌名

      伝統医療看護連携研究

      巻: 2(2) ページ: 25-33

    • 査読あり / オープンアクセス
  • [雑誌論文] 大学の人的・物的資源を活用した子育て支援プログラムの検討 親の子育てへの思いと期待する支援2021

    • 著者名/発表者名
      藤田 藍津子;玄番 千恵巳,;今留 忍,;田中 恵美子
    • 雑誌名

      東京家政大学研究紀要(自然科学)

      巻: 61(2) ページ: 55-60

    • 査読あり
  • [学会発表] 看護学生のモチベーションを高める工夫―コロナ禍の在宅での臨地実習においてー2020

    • 著者名/発表者名
      森岡薫 鈴木慈子 藤原美加 立石和子
    • 学会等名
      第40回日本看護科学学会学術集会、東京都
  • [学会発表] 訪問看護の災害対策“訪問看護の知恵袋” - 新型コロナウィルス感染症対策の現状と課題 -2020

    • 著者名/発表者名
      齋藤 正子, 立石 和子, 及川 敦子, 比良 孝子, 阿部 美智枝, 佐々木 喜代子, 三澤 寿美
    • 学会等名
      第2回日本伝統医療看護連携学会
  • [学会発表] 成人看護学急性期看護実習におけるペア実習導入による効果の検討2020

    • 著者名/発表者名
      立石和子、鈴木慈子、金野明子、石川恵子、熊谷英樹
    • 学会等名
      日本看護学教育学会 第30回学術集会
  • [備考] 看護教育情報

    • URL

      https://nurse-ed.sakura.ne.jp/

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公開日: 2021-12-27  

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