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2018 年度 実施状況報告書

医療専門分野のスキルアップにつなぐ多職種連携技術教育の探究

研究課題

研究課題/領域番号 17K12148
研究機関久留米大学

研究代表者

森本 紀巳子  久留米大学, 医学部, 教授 (80268953)

研究分担者 加悦 美恵  久留米大学, 医学部, 准教授 (80330869)
河野 梢子  久留米大学, 医学部, 講師 (90453240)
中山 麻由  久留米大学, 医学部, 助教 (30713218)
宮本 いずみ  久留米大学, 医学部, 助教 (80587064)
三次 貴大  久留米大学, 医学部, 助教 (80785866)
研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2020-03-31
キーワード食事援助 / 多職種連携 / 眼球運動 / 観察技術
研究実績の概要

医療における多職種連携教育は、Inter Professional Educateoi=IPE と呼ばれて開始され、多職種の理解や連携システムの必要性とその構築に関する研究が行われている。しかし、多職種が関わっていても療養者・患者とその家族にその効果がなかなか反映されていない現状がある。そこで、もっと実践的・具体的な援助場面である技術の連携に着目すれば、専門職同士の技術の強みと役割を活かした連携となり、個人への統合されたケアに繋がると考えた。
本研究では、多職種(特に看護師、介護士、言語聴覚士)が共通にかかわり、それぞれが援助技術として実践している食事援助技術を通して、各専門分野の食事援助場面での観察技術、援助技術、アセスメント内容等を分析する。その分析から、同じ援助技術であっても、専門性の強み、弱み、観察不足や多職種との連携不足などを具現化する。そのことから、職種が違っても一人の対象者に同じ援助技術が提供できる、それらから多職種の強みが加わり統合された質のよい技術になるような技術連携教育を探ることを目指している。方法として、眼球運動測定装置を用いて食事援助場面を録画し、観察技術、援助技術、アセスメント内容を分析する予定である。
平成30年度は、観察技術の評価に用いる機器(眼球運動測定装置)の機器の取り扱い方、測定方法、分析方法、被験者および模擬患者など協力者の検討を行った。
また、学会等に参加して、看護師外の職種からの意見等情報収集をおこなった。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

平成30年度は、実験開始としていたが、予備実験までとなった。実験場面の設定(事例、環境整備)や共同研究者間の日程調整等が上手くいかず、進まなかった。

今後の研究の推進方策

再度2回目の予備実験を実施して、本実験へと進める予定である。また、関連学会に参加して、多職種の連携内容や課題等を情報収集することにより、現状の把握に努め、本研究の参考資料とする。

次年度使用額が生じた理由

2017-2018年度は、予備実験の段階までの進捗状況であり、やや研究が遅れている。そのため予定していた本実験に至らなかった。2019年度は、本実験を実施する予定で人件費・謝金等が必要である。

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公開日: 2019-12-27  

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