研究課題/領域番号 |
17K12159
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研究機関 | 徳島大学 |
研究代表者 |
Locsin Rozzano 徳島大学, 大学院医歯薬学研究部(医学域), 教授 (60747814)
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研究分担者 |
大坂 京子 高知大学, 教育研究部医療学系看護学部門, 教授 (30553490)
飯藤 大和 徳島大学, 大学院医歯薬学研究部(医学域), 助教 (60723921)
安原 由子 徳島大学, 大学院医歯薬学研究部(医学域), 准教授 (90363150)
宮川 操 徳島文理大学, 保健福祉学部, 准教授 (90637084)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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キーワード | 技術力 / ケアリング / 看護 / 看護の質 |
研究実績の概要 |
本研究の目的は、看護におけるケアリングとしての技術力,医療安全文化,医療の質との関係性を明確にすることである。 対象者は、中国四国地区の200床以上の総合病院において勤務する看護師1,000名とした。対象者の抽出方法は年齢20から60代までとし、各年代20%ずつ割り当てる層化抽出法とした。対象病院の選択方法はConvenience samplingを併用した。調査には、看護におけるケアリングとしての技術力に関する思考尺度(TCCNI-J-R)、医療安全風土尺度とサービスの質を測定するERVQUALを用いた。調査期間は、2019年10月1日から12月31日であった。全ての因子間の相関関係を解析するためにMFP(Mean Factor Point)を算出し、Kolmogorov-Smirnov の正規性の検定を行った上で、Spearmanの順位相関係数を測定した。統計解析にはSPSS Version 24を用いた。有意水準は1%とした。 回収数は442人(回収率44.2%)有効回答数は421人(有効回答率42.1%)であった。Patient safety climate scaleとSERVQUALの相関関係では総得点間に有意な正の相関関係を認め、勤務している病院の医療安全風土が高いと捉えている看護師は、サービスの質についての認識が高いことが推察された。 今後の検証方法として、看護におけるケアリングとしての技術力,医療の質との関係性を明確にする予定である。現在、論文の投稿準備中であり、2020年度中には二つの論文として投稿する予定である。 なお、看護におけるケアリングとしての技術力に関する現任教育とその効果に関する研究成果については、現在、論文投稿中である。
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