研究課題
基盤研究(C)
本研究は、配置転換を経験した中堅看護師のアンラーニングを促進する支援プログラムの基盤となる支援内容を明らかにした。配置転換を経験した中堅看護師のアンラーニングのプロセスを構成する6つの要素を明らかにしたのちに時間軸に沿ったアンラーニングの仮説モデルを作成し、仮設モデルの適合度を検証した。さらに、アンラーニングを促進する要因を明らかにした結果、患者の回復過程を支えるやりがい】【多職種協働による看護師の役割意識の明確化】【経験の省察によるリハ看護の価値への気づき】等を基盤にすることが明確になった。
老年看護学
日本における超高齢社会の地域包括ケアシステムを担う高齢者長期ケア施設に従事する看護師にとって、本研究で開発するアンラーニングを促進する支援プログラムは、回復期リハビリテーション病棟のみならず、療養病床や介護老人保健施設等に配置転換した看護師にも普遍性を持つことが期待される。今後ますます高齢社会が深化する日本の地域包括ケア時代を担う看護師にとって実用性および汎用性の高い支援ツールとなるという点で社会的意義がある.