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2019 年度 実績報告書

チーム連携評価尺度の開発およびチーム連携に影響する要因

研究課題

研究課題/領域番号 17K12177
研究機関武蔵野大学

研究代表者

町田 貴絵  武蔵野大学, 看護学部, 講師 (40793534)

研究分担者 鈴木 英子  国際医療福祉大学, 医療福祉学研究科, 教授 (20299879)
研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2020-03-31
キーワードチーム連携 / 尺度開発 / 影響要因
研究実績の概要

本研究の意義は、看護師のチーム連携の向上を目指すことで、看護師の働きやすい環境を整え、患者の医療安全や早期退院に寄与したいというものであった。その背景には、チーム医療の推進が言われる中、いまだ医療現場においては、多職種連携の困難な状況が報告され、特に医師との連携においては情報の不足および看護師と医師との患者目標の共有が行えないなど看護師の困難感や、患者の不利益な状況があることであった。しかし、これまで看護師の実践するチーム連携を評価する適切な指標(尺度)が存在せず、何がチーム連携に影響を及ぼしているか明らかになっていなかった。
そこで、初年度(2017年度)では、看護師の病棟チーム連携評価尺度を開発した。先行研究から質問項目を選定し、ブレーンストーミングを繰り返し行い、開発尺度の信頼性および妥当性の検証を行った。2018年度では、開発尺度の論文執筆を行い、国際学会での発表を行った。さらに学術誌に掲載され、尺度の汎用性が認められた。
次に、開発尺度を用い、関東圏の一部で縦断調査(6施設の看護師3303人を対象)を行い、チーム連携への影響要因を明らかにした。本研究において、チーム連携への影響要因として、看護師のアサーティブネス力や、ワークライフバランス等が明らかになった。また、小児科病棟所属の看護師のチーム連携得点は有意に低かったことが分かった。しかし、この結果は、一部の結果に過ぎないため今後、全国調査を行い、影響要因をさらに明らかにしていく必要がある。そして、その影響要因を明らかにし、看護師研修のためのプログラム開発を行っていきたい。

  • 研究成果

    (5件)

すべて 2020 2019

すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 3件、 オープンアクセス 3件) 学会発表 (2件) (うち国際学会 1件)

  • [雑誌論文] 看護師アサーティブネス評価尺度の信頼性および妥当性の検証2020

    • 著者名/発表者名
      町田貴絵,鈴木英子,松尾まき,瀬戸口ひとみ,北島裕子,三輪聖恵
    • 雑誌名

      日本健康医学会雑誌

      巻: 29 ページ: 53.59

    • 査読あり / オープンアクセス
  • [雑誌論文] 看護師を対象としたワーク・ライフ・バランス調節力尺度の開発:信頼性。妥当性の検証2019

    • 著者名/発表者名
      松尾まき,鈴木英子,北島裕子,町田貴絵,山本貴子,田辺幸子
    • 雑誌名

      日本健康医学会雑誌

      巻: 28 ページ: 323.333

    • 査読あり / オープンアクセス
  • [雑誌論文] Coping Behaviors and Collaboration Between Nurses and Physicians during Norovirus Infection Outbreaks2019

    • 著者名/発表者名
      Takae Machida,Hitomi Setoguti,Eiko Suzuk
    • 雑誌名

      Journal Nursingl Helth Care

      巻: 2385 ページ: 2385-2392

    • 査読あり / オープンアクセス
  • [学会発表] Development of an original scale to evaluate hospital ward team collaboration2019

    • 著者名/発表者名
      TAKAE MACHIDA
    • 学会等名
      Woldwide Nursing Conference.
    • 国際学会
  • [学会発表] 看護師アサーティブネス評価尺度の開発および信頼性・妥当性の検証2019

    • 著者名/発表者名
      町田貴絵
    • 学会等名
      日本看護管理学会

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公開日: 2021-01-27  

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