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2017 年度 実施状況報告書

Relationships among intention to leave, nurse migration, and career development in ASEAN nurses

研究課題

研究課題/領域番号 17K12180
研究機関東京医科大学

研究代表者

成瀬 和子  東京医科大学, 医学部, 教授 (70307122)

研究分担者 石川 陽子  首都大学東京, 人間健康科学研究科, 准教授 (40453039)
須藤 恭子  国立研究開発法人国立国際医療研究センター, その他部局等, その他 (80458976)
研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2022-03-31
キーワード国際看護 / nurse migration / 看護師の国家間移動
研究実績の概要

離職意思と職業満足度の文献検討では、現在の職場の離職に関する研究がほとんどで、自国を離れる前提で看護職の離職を扱ったものは16件のみであった。そのうちフィリピン人は海外移住後の看護師を対象とし、インドネシア、ベトナムの看護職を対象としたものはなかった。またほとんどが職業満足度のスケールを使用して離職意思との関係をみており、nurse migration スケールを使用したものは東欧の看護職を対象にした一件のみであった。この研究では、海外労働は年齢と経験年数が関係しており、また海外労働とprofessional intention , institutional intention に関連が見られた。さらに職業満足度と海外労働に関連が見られた。この著者2名に連絡をしたが、連絡がとれないことから研究代表者の今までの研究とマーストリッヒ大学のワーキングペーパーを参考に、独自にnurse migration スケールを開発することになった。また、研究代表者が別件でおこなっている、ASEAN経済共同体設立のnurse migration に与える影響の研究結果も本研究に応用していくことになった。
各国におけるデータ収集は、外国人が調査をおこなうのは手続きが煩雑なため、各国大学研究者を共同研究者として所属大学で倫理審査を受け、大都市の三次レベルの病院で調査をおこなうこととした。現在、インドネシア、ベトナム、フィリピンの大学研究者から研究協力の承諾を得ている。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

英文の文献検討の結果、当該分野での研究が思ったより進んでいない、文献が論文化されていないことがわかったが、まだ各国言語における文献検索が進んでいない。

今後の研究の推進方策

来年度は、①尺度開発に伴う項目の開発、②各国における研究手続き、③パイロットテストの実施、を目標に研究を進める予定である。
各国の研究代表者との関係は良好であり、①の尺度開発が出来れば②、③はスムーズに実施可能と予想する。したがって、尺度項目の開発を年度内を目標に出来るだけ早くおこない、パイロットテストにつなげたい。そのためにも、各国言語における離職意思、職業満足度に関する文献検討をすすめたい。

次年度使用額が生じた理由

各国言語による文献検討が進まず、その分の経費が残っているため。平成30年度は、各国での文献検討を進め、該当経費を使用する予定である。

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公開日: 2018-12-17  

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