研究課題/領域番号 |
17K12181
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研究機関 | 東邦大学 |
研究代表者 |
草柳 かほる 東邦大学, 看護学部, 講師 (90597220)
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研究分担者 |
山口 紀子 昭和大学, その他部局等, 助教 (10792418)
菊池 麻由美 東邦大学, 看護学部, 教授 (50320776)
多久和 善子 昭和大学, その他部局等, 助教 (70756999)
原 美鈴 東京女子医科大学, 看護学部, 講師 (80408567)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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キーワード | 看護師 / 移動 / キャリア / 中途採用 |
研究実績の概要 |
令和2年度は、令和元年度までに行った第1段階の研究を終え、第2段階の研究に着手し進めた。 第2段階は、「働く場を移動した看護職の看護実践能力が融合されるメカニズムの解明」をテーマとし、働く場を移動した経験のある看護職自身の移動に対する認識および自己の看護実践能力が融合されるメカニズム(移動前からもっていた能力の変化や新しく身についた能力などがどのように変化し融合するか)について明らかにしようとすることを目的とし、看護師個人へのインタビュー調査および分析を行なったが、令和2年度は、コロナ禍でデータ収集が進まず、令和3年度も継続してデータ収集と分析を進める予定。 しかしながら、途中経過を8月28・29日開催「第24回日本看護管理学会学術集会」にエントリーし、「働く場を移動した看護職への組織的なキャリア開発支援と能力再開発の方法を探る(第3弾)」が交流セッションに採択された。Web開催ではあったが、多くの視聴者が得られ、研究結果をシェアでした。 また、専門雑誌「看護」(日本看護協会出版会)で『中途採用者への組織的なキャリア開発支援の実態 「働く場を移動した看護職の臨床実践能力再開発支援プログラムの構築にむけて」調査研究を踏まえて(特集 定着につながる中途採用)/日本看護協会出版会,看護9月号,第72巻,11号,2020.08』で特集記事を依頼された。 その後、さらにインタビュー及び分析を進めており、令和3年の学会へのエントリーおよび、雑誌「看護」から、本テーマでの続編の依頼も受けており、執筆の準備も行っているところである。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
昨年からのコロナ禍での社会状況、医療現場の状況で、本研究の対象者である病院勤務の看護師たちをリクルートし、インタビューすることが困難になった。そのため、倫理委員会へ、対象地域やインタビュー方法の変更を申請することに時間がかかってしまった。また、対象者の負担にならないようなスケジュールで進めたためにデータ収集が遅れてしまった。
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今後の研究の推進方策 |
令和3年度は、本科研の最終年度である。収集したデータを次年度の学会での発表を目標に分析している。また、第1段階の研究「働く場を移動した看護職への組織的なキャリア開発支援の実態の解明」を最終報告書にまとめた上で、論文投稿等で公表する予定である。
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次年度使用額が生じた理由 |
次年度使用額が生じた理由は、研究が延長した理由と同様で、昨年からのコロナ禍での社会状況、医療現場の状況で、本研究の対象者である病院勤務の看護師たちをリクルートし、インタビューすることが困難になり、実施が不可能であったためである。 次年度の使用計画は、インタビュー調査・分析を続行していく。そのための謝礼金や交通費などに使用する。また、調査結果の報告をするための学会参加費、交通費、また、報告書を作成するための印刷費などを予定にしている。
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