研究課題/領域番号 |
17K12183
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研究機関 | 東邦大学 |
研究代表者 |
田中 美穂 東邦大学, 健康科学部, 准教授 (80385567)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | Heart Rate Variability / 自律神経活動 / シフトワーク / RRインターバル / 女性看護師 |
研究実績の概要 |
2019年度に収集した7名のデータの分析を行った。昨年度に引き続き、①睡眠時の心拍変動(以下HRV)を比較、②覚醒直後の活動量の急激な増加に伴う自律神経バランスの変化の検討、③夜勤中の自律神経バランスの評価を試みた。 収集したデータでは、自律神経バランスの変化が、波形の表現で明確な被験者と、欠損が多く波形にならない被験者もある。前回の研究では見られなかった欠損の多さであり、心電計の電極を別種のものにするなど物品の見直しを行い、3名でプレ実験を実施した。その結果、研究者の張り込みによる短期の収集ではデータの欠損が少ないため、今後の同種の実験ではできる限り研究者が電極を貼る必要があると分かった。しかし、感染症の流行により度々実験フィールドへ足を運ぶことができず、被験者を増やすことはできなかった。また、短時間であまり接触せずに夜間勤務の前と後に疲労を測ることができる器具を新たに購入し、学内にてプレテストを行った。今後の被験者で使用していく。 まだ7名の収集で実験が中断しているため、欠損についてデータ収集方法を見直しつつ、今年度は実測値を増やしていく。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
昨年度と同様に、データ収集の場所が大学内であり、多数の患者が出入りする病院で働く看護師を入校させることが困難であった。また同様に、多くの学生や教職員が出入りする感染リスクが高い大学構内へ、臨床看護師を呼び寄せて実験することも難しかった。研究者自身も臨地実習で他病院へ行くこともあり、感染のリスクを高める恐れがある他部署の退陣の実験は自粛した。予防接種は終了したが、医療関係者の対面の交流は自粛のムードがあり、先の見通しが立たない状況である。
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今後の研究の推進方策 |
臨床との交流が平常になり次第、データ収集を再開する。ただし、電極によるかぶれ、発汗により電極が浮くことで生じるデータの欠損などを最小限にするために、気候が涼しくなる10月以降の開始となる。
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次年度使用額が生じた理由 |
データ収集が中断し被験者への謝金が支払われなかったため、次年度の使用額が発生した。研究を再開次第、被験者への謝金として使用する。また、英語論文の校正や校閲に使用する。
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