研究課題/領域番号 |
17K12193
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
基礎看護学
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研究機関 | 藍野大学 (2018-2021) 梅花女子大学 (2017) |
研究代表者 |
西上 あゆみ 藍野大学, 医療保健学部, 教授 (30285324)
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研究分担者 |
山崎 達枝 東京医科大学, 医学部, 兼任准教授 (40576063)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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キーワード | 災害看護 / 病院防災 / 看護部 / 備え |
研究成果の概要 |
本研究の目的は自然災害に対する病院看護部の備えに対する具体的な方略を明らかにし、その方略をガイドライン化することで、BCP(事業継続計画)を念頭に置いた病院看護部の備えを継続実施できるシステムを開発することである。5年間を通じて、以下のことを行った。 ①病院看護部の防災担当者の災害に備える活動実態を明らかにする調査を実施した。②病院看護部の備えに関する具体的な方略が記された冊子(ガイドライン)を作製した。③冊子の精錬、改訂を行い、研究代表者のもつWebページで公開した。④冊子を用いて、看護師向け研修会を実施した。⑤病院看護部が患者へ防災教育を実施しているか調査した。
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自由記述の分野 |
災害看護
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究によって、自然災害に対して病院看護部の備えに対する具体的な方略を明らかにすることができた。ガイドラインの作成過程では、各病院の看護部でどのように備えているか語ってもらうことで、具体的な実施方法を明らかにすることができた。災害拠点病院のみならず、設置主体が異なる病院での調査で、有用な備えを実践している施設の取り組みを取り入れることができた。 加えて、これを冊子(ガイドライン)にすることによって、一施設でのみ用いられていた方法が全国規模で公開されることになった。このことで自施設で取り入れようと方略で備えが触発された可能性もあり、日本全体の病院看護部の備えのレベルを上げることにつながった。
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