研究課題/領域番号 |
17K12195
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研究機関 | 日本医療大学 |
研究代表者 |
伊津美 孝子 日本医療大学, 保健医療学部, 教授 (20467369)
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研究分担者 |
真嶋 由貴恵 大阪府立大学, 人間社会システム科学研究科, 教授 (70285360)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | 看護の見える化 / eラーニング / 中間看護管理者 / 問題解決 / 役割課題 / 臨床看護研究 / 協働学習 |
研究実績の概要 |
「研究目的」
本研究では、急速な情報化に伴う医療のビッグデータ時代の中で、中間看護管理者の情報活用能力向上を図るために、教育体制、内容、研修範囲を自施設のみにとどまらず、文化の異なる複数施設までネットワークを拡大し、個々の看護管理上の問題や役割課題を明確にし、他者と共有・共同して解決する能力を育成することを目的としている。 「研究計画」 異なる施設間でのSNS上で活発なディスカッションが行えるような仕組みを併せ持つeラーニングシステムおよび教育プログラムを構築することであったが、コロナ禍において全く進んでいない。また、2018年度は、協力施設の人事体制変更により研究継続が困難となった。2019年度は、多忙な臨床において「問題解決型」のコンテンツ作成には制作時期や人員の確保に問題が生じ、コンテンツの内容を「問題解決型」から「臨床看護研究の施設内における看護の見せる化」に研究計画を変更した。変更内容は、500床規模の病院施設において中間看護管理者の看護研究発表の成果と課題を評価することとした。コロナ感染の拡大によりこれまでの学会発表のスタイルもほとんどオンラインで行われるようになったが、各施設の中では誰がどのような研究に取り組み発表しているのか等についてはほとんどが施設内で勤務するスタッフには知られていない現状があるが、研究代表者の業務量が多くなり、加えてコロナ感染拡大が始まり協力病院への研究依頼、実施も困難となった。 2020年、2021年度は、新型コロナウイルス感染拡大により研究協力施設での研究開始が困難となった。2021年度においてもコロナ感染禍、研究協力者も部署移動により業務多忙となり研究再開が困難となった。2022年度は分担研究者、研究協力者との研究計画実施にむけて打ち合わせを決定しており、5月下旬より研究を開始する予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
新型コロナウイルス感染拡大の持続により研究協力者、研究協力施設の協力を得ることができず研究遂行が困難であった。
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今後の研究の推進方策 |
2022年度は、研究協力者を追加し研究を再開する。研究計画は2021年度と同様に新たな施設開拓は行わず、研究協力者や研究分担者との打ち合わせに随時遠隔で計画的に行い、研究を遂行する。
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次年度使用額が生じた理由 |
2021年度10月に研究代表者の施設が大阪から札幌市に移動したため、研究協力病院は大阪市内であり、施設への研究再開の依頼や、打ち合わせはオンラインも併用しながら、現地への移動など、研究分担者及び代表者の旅費が発生する。また、実施計画に中間看護管理者へのインタビューも追加したため、テキストマイニングを行う機器が必要となる。研究協力施設の追加も予定しているため、施設訪問や打ち合わせの旅費、謝金が発生する。学会発表のための旅費、参加費、専門学会年会費なども必要である。分担研究者の経費も必要である。
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