本研究の目的は、臨床での成果やケアの質の向上に寄与する看護師のワーク・モチベーションに関する規定要因を明らかにし、組織的支援モデルの開発を行うことである。 まず看護師の成果やケアの質向上に寄与するワーク・モチベーションの規定要因に関して文献レビュー行い、それらの因果関係について、全国の病院施設の臨床で働く看護師(4000人)を対象とした縦断調査を実施した。1回目調査のデータ分析の結果、看護師の自己効力感がワーク・モチベーションに影響を与えていることが明らかとなった。現在、2回目調査で回収したデータ(約400名)を分析途中であり、交差遅延効果モデルと同時効果モデルを設定し前後性の検討を行っている。
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