21項目3因子(スキル不足による困難感、価値観の違いによる困難感、拒否を恐れることによる困難感)から構成される「HIV陽性者へのセクシュアルヘルス支援困難感尺度」を作成した。尺度のクロンバックα係数は0.899であり、外的基準である職務満足測定尺度との相関はr=-0.33(p<.005)であった。各因子の平均点は第1因子が3.4±0.9と最も高く、看護師が抱くセクシュアルヘルス支援困難感にはスキル不足が大きく影響していることが示唆された。しかしながら、標本数nが76と少なく結果の一般化には限界がある。
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