| 研究課題/領域番号 |
17K12231
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| 研究機関 | 関東学院大学 |
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研究代表者 |
木下 里美 (高野里美) 関東学院大学, 看護学部, 教授 (60315702)
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| 研究分担者 |
高島 尚美 関東学院大学, 看護学部, 教授 (00299843) [辞退]
星名 美幸 関東学院大学, 看護学部, 講師 (00711996)
小山 裕子 学校法人文京学院 文京学院大学, 看護学部, 助教 (50737509)
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| 研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2024-03-31
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| キーワード | オンコロジーエマージェンシー / がん患者 / 救急受診 / 緊急入院 / がん患者家族 / 支援モデル / がん在宅療養 / 看護師 |
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| 研究実績の概要 |
緊急入院をしたがん患者へのインタビュー結果を分析し、論文発表を行った。救急外来経由で入院したがん患者の入院に至るまでの思いと行動は、「前回の退院前に兆候を感じるがそのまま退院する」「退院後症状を我慢して様子を見る」「受診を決心する」の3つのカテゴリーに分けられ、前回入院の退院間際での思いと行動、次に退院後症状が出てから受診を決心するまでの思いと行動、その後、受診を決心した時の思いと行動という流れがあった。退院後の不安には、化学療法の副作用症状の出方が違うため対処の仕方に悩む、家族に迷惑をかけること、病巣場所が特定されていないこと、周囲に迷惑がかかることなどがあった。周囲へ求める支援については、症状が出た時の対処方法と利用できる資源などの内容があったものの、支援内容が思い浮かばない参加者もいた。以上の結果から、教育的支援ついての情報提供の方法の検討が重要であることが示唆された。
次に、がん診療拠点病院に勤務し、救急外来でがん患者の受診を複数担当した看護師を対象に量的調査を実施し、91施設から回答を得た。救急受診を回避できたと思われるケースには、日中様子をみていて受診が夜間になってしまったケース、最期の迎え方について、家族やかかりつけ医と話し合っていないケース、化学療法副作用時の対処法が理解できていないケースなど、多様であった。今後、分析を進め、救急外来を受診するがん患者への対応・経験と関連要因について明らかにし、がん患者さんが、適切に救急外来を受診する上での課題および今後の看護について考察する予定である。
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