研究課題/領域番号 |
17K12232
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研究機関 | 高崎健康福祉大学 |
研究代表者 |
箕輪 千佳 高崎健康福祉大学, 保健医療学部, 准教授 (10520835)
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研究分担者 |
鈴木 恵理 群馬県立県民健康科学大学, 看護学部, 講師 (10352618)
柿澤 美奈子 佐久大学, 看護学部, 講師 (60553518)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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キーワード | 慢性疾患患者 / うつ / リラクセーション法 / メンタルヘルスプログラム / 一般住民 / 看護職主導のプログラム |
研究実績の概要 |
糖尿病、高血圧、脳血管疾患、心疾患、がんなどの慢性疾患患者は、うつ病を合併するとアドヒアランスが低下し、生活の質の低下を招き予後を悪くすることが 知られている。慢性疾患患者を対象に、うつ病予防を目的としたメンタルヘルスプログラムを実施し評価することが本研究の目的である。 先行研究より、メンタルヘルスについての知識と情報の提供を目的とした講演と、自宅でも継続して行えるセルフリラクセーション法の体験からなる6か月のプログラムを実施した。 慢性疾患を抱える一般住民を対象とし、プログラムは月に1回合計6回実施し、自宅でも実施できるように、web上にプログラムで実施したリラクセーション法を動画でアップした。プログラムに参加した群(介入群)としない群(対照群)にわけ、プログラム開始時をベースラインとし、6か月後、12か月後の効果を評価した。 介入群30名の内6か月間のプログラム全てに参加した人は13名、そのうち12か月後のフォローアップに参加した人は11名であった。対照群はベースラインから12か月まで14名が参加した。そのため、介入群11名、対照群14名を分析対象とした。 抑うつレベルの得点が、対照群では有意な変化はなかったが、介入群ではベースラインと比較して6か月後(p = 0.038)および12か月後(p = 0.048)に有意に低くなった。ベースラインから6か月後に継続しているリラクセーション法は、呼吸(81.8%)が最も多く、アロマセラピー(72.7%)がそれに続いた。12か月後も同様であった
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