本研究では、難病ケアラーセルフアセスメントシートを開発することを目的とした。セルフアセスメントシートを用いることにより、難病ケアラーが外部支援との関わりをもてるきっかけ作りとなること、さらに、難病ケアラー自らがシートを用いてアセスメントするため、セルフリフレクションを促し、エンパワメントできる可能性があるためである。 ケアラー支援は制度化されておらず、難病ケアラー自ら必要な情報を収集し、療養支援と生活継続を図らなければならない。そこで、セルフアセスメントシートを通して、難病ケアラーが外部の各種支援を知り、利用の検討を可能とするツールの必要性は高い。
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