研究課題/領域番号 |
17K12243
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研究機関 | 高崎健康福祉大学 |
研究代表者 |
藤本 桂子 高崎健康福祉大学, 保健医療学部, 講師 (80709238)
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研究分担者 |
神田 清子 群馬大学, 大学院保健学研究科, 教授 (40134291)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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キーワード | がん |
研究実績の概要 |
1.2013年の調査で明らかになった「乳がんを持つ母親が病気に伴う情報を思春期女子に伝えることへの困難感と対処法」から支援ニーズの明確化を行った。 2. 乳がん患者を持つ思春期女子が告知から初期治療開始までに体験する内容について分析中。1)対象者:研究実施施設に通院する乳がん患者が養育する子ども(告知時に中学生もしくは高校生で,調査実施時に高校生以上である)15名 2)データ収集方法:半構造化面接 3)分析方法:クリッペンドルフの内容分析(<中学生の特徴>・親に対する反抗期を迎えたり,親子のコミュニケーションが不足しがちになる.・問題行動などが表出しやすく,不登校の子どもの割合が増加する.<高校生の特徴>・親の保護のもとから社会へ参画し,自立した大人となるための最終的な移行時期である.・一方で,特定の仲間の集団の中では濃密な人間関係を持つが,社会や公共に対する意識・関心の低下といった指摘があり,自立のための大人による教育的関わりが必要な時期である.を踏まえて分析を行う) 3.「乳がんを持つ母親と思春期女子の対」に関する概念分析の分析中。1)Web 版医学中央雑誌及びPub Med を使用し,“乳がん” “娘” “対話” をキーワードとして原著論文の検索を行う.2)得られた論文から,「乳がんを持つ母親と思春期女子の対話」に関する概念分析を行い,支援モデルの作成と評価に必要な要素の抽出を行う. 以上の分析結果を用い、StageⅣ:支援モデルの作成と臨床的適合性の確認およびStageⅤ:支援モデルによる介入の臨床的効果の判定を行う予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
乳がん患者を持つ思春期女子が告知から初期治療開始までに体験する内容についての分析に時間がかかっているため。
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今後の研究の推進方策 |
適宜、スーパーバイズを受けながら信頼性のある結果が導き出せるよう分析を進める。
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次年度使用額が生じた理由 |
研究の実施が遅れているため。 次年度使用額を論文投稿費用にあてる。
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