研究実績の概要 |
【最終年度に実施した研究の成果】 乳がんに罹患した母親と思春期の子どもの体験に関する海外研究の動向、藤本 桂子, 小沼 美加, 神田 清子、高崎健康福祉大学紀要(1347-2259)20号 Page17-28(2021.03) 【研究期間全体を通じて実施した研究の成果】 内容:StageⅠ:乳がんを持つ母親が病気に伴う情報を思春期女子に伝えることへの困難感と対処法および支援ニーズの明確化について海外文献レビューを行い、海外での支援ニーズについても明らかにした。(乳がん患者と思春期の子どもに関する海外研究の動向、藤本 桂子、日本看護研究学会雑誌(0285-9262)43巻3号 Page562(2020.09)、乳がんに罹患した母親と思春期の子どもの体験に関する海外研究の動向、藤本 桂子, 小沼 美加, 神田 清子、高崎健康福祉大学紀要(1347-2259)20号 Page17-28(2021.03))StageⅡ:乳がんを持つ母親と思春期女子の体験による相互作用の分析を行い、思春期女子の体験を明らかにした。(乳がん患者を親に持つ思春期女子の体験、藤本 桂子, 神田 清子、日本がん看護学会誌(0914-6423)32巻Suppl. Page261(2018.01))また、現在、海外雑誌への投稿準備中である。 StageⅢ:「乳がんを持つ母親と思春期女子の対話」の概念分析による必要な要素の抽出については現在、着手中である。StageⅣ:支援モデルの作成と臨床的適合性の確認および、StageⅤ:支援モデルによる介入の臨床的効果の判定については今後の課題である。 意義:上記研究を行い、母親役割を持つがん患者が安心して治療を受けるための支援に対する重要な示唆を得た。また,得られた結果は,今後,再発・転移乳がん患者や遺伝性乳がん患者である母親と子どもへの看護支援を見出す手掛かりになるためと考える.
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