| 研究課題/領域番号 |
17K12246
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| 研究機関 | 京都大学 |
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研究代表者 |
田村 恵子 京都大学, 医学研究科, 教授 (30730197)
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| 研究分担者 |
西山 知佳 京都大学, 医学研究科, 講師 (40584842)
吉岡 さおり 京都府立医科大学, 医学部, 准教授 (60454881)
星野 明子 京都府立医科大学, 医学部, 教授 (70282209)
森田 達也 聖隷クリストファー大学, 看護学研究科, 臨床教授 (70513000)
清原 康介 東京女子医科大学, 医学部, 助教 (80581834)
本間 直樹 大阪大学, COデザインセンター, 准教授 (90303990)
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| 研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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| キーワード | スピリチュアルケア / がんサバイバー / 哲学対話 / 変容学習 / 生きる意味 |
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| 研究実績の概要 |
①-aがんサバイバーの生き抜く力を育むSCoIを基盤とした哲学対話プログラムの開発・実施【1班】
がんサバイバーの生き抜く力の内容を精選させる目的で文献検討を追加した結果、生き抜く力とはがんサバイバーが生きる意味を構築するために適応・成長していくプロセスであることからジャック・メジローの変容的学習の理論に着目した。そこで、SCoIを基盤とし、且つこの変容的学習の理論を枠組みとするがんサバイバーが生き抜く力を自ら獲得するための哲学対話型プログラムの内容を検討中である。
①-b「ともいき京都」で活動する援助者養成プログラムの開発・実施【2班】
地域社会の中でがんサバイバーが生き抜く力を育むための支援体制が必要であると考え、がんサバイバーを支援するスタッフを養成するための学習プログラムを展開し、パイロットスタディとして学習効果を検討した。プログラムの特徴は、SCoIに基づく対話を体験し、対話的態度を身につけることを試みた点である。結果、量的評価による有意差は認めなかったが、講義内容の理解度、対象者の対話体験の特徴、感想等から本プログラムの実施可能性が示唆された。
②がんサバイバーの生き抜く力を育むスピリチュアルケアプログラムの開発・実施【3班】
多施設RCTを計画したが、施設単位で割付が困難であり、非ランダム化比較対照試験のプロトコールを作成した。平成30年2月研究代表者が所属する京都大学の倫理委員会で承認が得られた。研究協力は選定した5施設から得られ、4施設が施設内の倫理審査に申請中である。
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| 現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
①-a 先行研究で抽出したがんサバイバーの生き抜く力の要素と文献検討を追加し、生き抜く力の内容を精選するのに時間を要した。
①-b 当初の予定通り、研究を遂行した。
② 研究の実施可能性を検討し、多施設RTCから非ランダム化比較対照試験へプロトコールへ変更する過程に時間を要した。
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| 今後の研究の推進方策 |
①-a引き続き平成30年度内にプログラムの作成・実施・評価を行うことを目標として推進する。
②平成30年6月以降、各施設の研究協力者と調査開始を予定している。平成30年度内に対象者数に達することを目標としているが、各施設の入院期間、稼働率などの状況から、次年度に持ち越す可能性がある。その場合は、新たに研究協力を依頼する施設を検討し、対象者数の確保する。
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| 次年度使用額が生じた理由 |
①-a 先行研究で抽出したがんサバイバーの生き抜く力の要素と文献検討を追加し、生き抜く力の内容を精選するのに時間を要した。次年度のプログラム開催にあたっての講師料、備品、会議費などが必要となる。
② 研究のプロトコールへ変更する過程に時間を要したため、翌年の研究開始にあたっての各施設での会議費、設備備品、郵送費、データ入力の人件費などが必要となる。
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