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2020 年度 研究成果報告書

分子標的治療を受ける進行がん患者へのセルフマネジメント教育プログラムの構築と検証

研究課題

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研究課題/領域番号 17K12265
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 臨床看護学
研究機関東海大学

研究代表者

庄村 雅子  東海大学, 医学部, 教授 (40287115)

研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2021-03-31
キーワード肝細胞がん / 進行がん / 分子標的治療 / セルフマネジメント
研究成果の概要

進行肝細胞癌で、分子標的薬レンバチニブによる治療を受ける患者60例を対象に、プログラムに基づくセルフマネジメント教育を外来看護師が実施した。アウトカムの投薬期間中央値は7.8ヶ月、生存期間中央値は10.0ヶ月、有効性は、DCR65%であった。治療開始後3か月目のHRQOLは、セルフマネジメント支援を行っても、3つの機能的サブスケールで低下傾向が示された。
進行HCCの分子標的薬は6種類に増え、今後は新薬に対応した症状マネジメント内容の改定、6か月間介入しない群を設け、介入群と比較すること、及び症例数を増やし治療によらず介入が良好なアウトカムをもたらすことを実証することが課題となった。

自由記述の分野

がん看護学

研究成果の学術的意義や社会的意義

肝細胞癌は肝疾患・がん対策基本法で国策として取り組まれ、早期発見によっても生存率は依然低い難治ながんである。現在進行肝がん患者に適応できる分子標的治療は6種類で、全て外来で行われ患者が自身で症状を観察し適切な対処を講じることが求められる。本研究が検証したセルフマネジメント教育プログラムは、患者が自身で症状に上手く対処でき、生活の質や生存期間などのアウトカムを改善する上で非常に重要な位置を占める。

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公開日: 2022-01-27  

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