研究課題/領域番号 |
17K12274
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研究機関 | 愛媛大学 |
研究代表者 |
山内 栄子 愛媛大学, 医学系研究科, 教授 (20294803)
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研究分担者 |
黒田 寿美恵 県立広島大学, 保健福祉学部(三原キャンパス), 教授 (20326440)
松井 美由紀 愛媛県立医療技術大学, 保健科学部, 教授 (30511191)
鈴木 久美 大阪医科薬科大学, 看護学部, 教授 (60226503)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | 喉頭摘出者 / 頭頸部がん / 首尾一貫感覚 |
研究実績の概要 |
喉頭全摘出術を受ける頭頸部がん患者とそのパートナーの首尾一貫感覚(Sence of Coherence)の不安・抑うつ・Quality of Lifeとへの影響、術後経過年数や年齢との関連を調査するための調査用紙を作成した。セルフ・ヘルプグループに所属する喉頭摘出者とパートナー100組に郵送法での質問紙調査をするため、セルフ・ヘルプグループの会長や会員に調査の依頼を行った。しかし、新型コロナウイルスの感染拡大により、喉頭摘出者のセルフ・ヘルプ・グループの開催が困難で、会員の調査協力への了解が得られなかった。そのため、喉頭摘出者とそのパートナーへのへの調査を実施することができなかった。 また、喉頭摘出者とそのパートナーを対とした研究の文献検討については、喉頭摘出者とパートナーを対とした研究は海外文献のみで国内文献には見当たらないこと、喉頭摘出者とパートナーの双方が互いにコミュニケーションの困難さに対して気遣う気持ちを抱いていること、また双方がこれまでとは異なる方法でコミュニケーションをとらないといけないことにストレスを感じており、それは相関していること、パートナーは特に喉頭摘出者とのコミュニケーション方法に苦慮していること、喉頭摘出者にとってパートナーとのコミュニケーションはこれまでとは異なる方法で他者とコミュニケーションをとる自信の獲得につながる最初のステップとなること、などが示された。現在、論文投稿準備中である。
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