Y県在住のダウン症をもつ青年の生活は、ダウン症をもつことをわかっていた者は約3割であったが、そのことを否定してはいなかった。 ダウン症をもつ子どもの家族の思いは、子どもの成長に伴い、変化していくが、母親・父親が相互に支えられている家族は、ダウン症をもつ子どもではなく、自分たちの子どもとして受け止めていく。きょうだいも両親の姿勢に影響される。従って、個々の思いの違いを理解したうえで、家族相互が話し合える土台を作っていける支援が大事となってくる。 ことに父親は、家族とのかかわりが少なくなってしまうため、父親が中心になって子どもとの遊び等活動していくことのできる場を作り上げていくことが大事である。
|