本研究は、地域在住の夫婦に対し市町村母子保健担当者が妊娠期から産後1年半まで継続的に、親となる準備性と夫婦の持つ育児力、それらに関わる課題について両親調査(ケンプアセスメント)10項目を用いて客観的に査定し、目標設定、支援と評価ができる支援者の養成プログラムを開発した。実際に支援した市町村母子保健担当者との意見交換および支援を受けた夫婦のアンケート結果を基に内容や方法等を検討した。両親調査の講義と評価方法及び面接演習は6時間、夫婦への支援方法は2時間で試案し、研修会を実施した。その結果、両親調査の面接が難しいとの意見があった。各自で学修できるように両親調査と支援方法についてDVDを作成した。
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