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2017 年度 実施状況報告書

ベビーマッサージが産後うつ傾向に与える影響―予防と直接的支援の検討―

研究課題

研究課題/領域番号 17K12308
研究機関県立広島大学

研究代表者

伊藤 良子  県立広島大学, 保健福祉学部(三原キャンパス), 助手 (70594430)

研究分担者 笠置 恵子  県立広島大学, 保健福祉学部(三原キャンパス), 教授 (30101471)
日高 陵好  県立広島大学, 保健福祉学部(三原キャンパス), 准教授 (90348095)
研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2022-03-31
キーワード産後うつ / ベビーマッサージ / 妊娠期のうつ / マタニティブルース
研究実績の概要

ベビーマッサージが産後うつ病に与える影響を明かにすることを目的とし研究を計画した。また、産後うつ病のどの要因に影響を与えたかを明らかにするため産後うつ病の要因について文献検討を行った。対象文献から明らかとなった要因を抽出し、カテゴリーに分類した結果、【母親の背景】、【妊娠・出産の状況】、【産後の生活環境】、【育児環境】、【サポート】の5つのカテゴリーが抽出された。
一方、東京都では2005年から2015年の10年間に63人の妊産婦が自殺したとの報道がなされた。母親のメンタルヘルスについての課題は、産後うつ病だけでなく、喜ばしいはずの妊娠期においてうつ症状を発症したり、おめでたいはずの出産直後においてもマタニティブルーズなどが起こっており、自殺に追い込まれるほど母親の精神状態は不安定になる可能性があることが証明された。母親のメンタルヘルスを支援していくためには周産期のすべての時期を対象としていく必要があると考えた。そこで、産後うつ病だけに限定せず、妊娠期のうつやマタニティブルーズを含めて、再度、周産期のうつ状態に影響する要因を検討し、調査していきたいと考える。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

産後うつ病についての文献検討を行ったが、近年問題になっている妊娠期のうつに関しても調査が必要だと考えた。また、妊娠期のうつと産後うつの時期の間には一過性のマタニティブルーズが存在し、この3つの関連についても考察が必要だと考えたため。

今後の研究の推進方策

産後うつ病のみでなく、妊娠期のうつやマタニティブルーズの要因を明らかにし、継時的な変化をとらえ、三つの関連について調査していく。

次年度使用額が生じた理由

調査項目を明確にするための文献検討に追加したい事項が生じたため、再度文献検討を行うことを希望したため。
妊娠期のうつ、マタニティブルーズ、産後うつ病を含めた母親のメンタルヘルスの状態とその変遷、および影響を与える要因についての関連を明らかにする。そのための研究協力者の依頼と質問紙の作成、郵送、回収にかかる文具・印刷・通信費・研究協力への謝礼に使用する予定である。

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公開日: 2018-12-17  

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