• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2023 年度 研究成果報告書

特定妊婦における出産後早期からの母子関係評価と援助方法に関する研究

研究課題

  • PDF
研究課題/領域番号 17K12314
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 生涯発達看護学
研究機関北里大学

研究代表者

香取 洋子  北里大学, 看護学部, 教授 (90276171)

研究分担者 立岡 弓子  滋賀医科大学, 医学部, 教授 (70305499)
研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2024-03-31
キーワード特定妊婦
研究成果の概要

【目的】本研究は産科医療に従事する看護職の特定妊婦を含む社会的ハイリスク妊産婦に対し抱く心理的距離の実態を検討することである。【方法】関東圏内の分娩取扱施設を層化無作為抽出し、無記名自記式質問紙調査を実施した。調査項目は心理的距離尺度、母性に関する認知、対患者・家族看護コミュニケーション尺度等を用いた。研究にあたり、A大学研究倫理審査委員会の承認を得て実施した。【結果】ローリスク妊産婦と社会的ハイリスク妊産婦に対する心理的距離に統計学的な有意差を認め(p<0.01)、心理的距離に影響を与える要因は母性に関する認知、社会的ハイリスク妊産婦に対する知識不足、連携機能に対する認識等であった。

自由記述の分野

臨床看護

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究の結果から産科医療に従事する看護職はローリスク妊産婦と比較して特定妊婦を含む社会的ハイリスク妊産婦に対して心理的距離を抱いていることが明らかとなった。今後の看護実践においては,看護職が社会的ハイリスク妊産婦と関わる際に心理的距離を抱くことを認識し,社会的ハイリスク妊産婦の理解につなげていくことが必要である。
心理的距離に影響する要因は母性に関する認知における女性特有の性質,知識不足,連携機能に対する認識,経験年数,周囲のサポート信頼形成スキルであることが明らかになった。院内の組織や地域連携の強化とともに,外来および病棟に勤務する看護職がチームとして支援にあたる体制が重要である。

URL: 

公開日: 2025-01-30  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi