加齢に伴う妊孕性の低下は、女性だけではなく男性にも当てはまるものの、男性は生殖や妊孕性に対する意識や知識が低い。このことは、不妊治療の遅延や、将来子どもをもつことへの希望が絶たれてしまう可能性がある。 本研究では、男性の妊孕性に対する知識とリテラシー尺度を開発することを目的とし、挙児を得るためには、女性の存在も必須であることから、女性も利用可能な尺度開発を試みた。国内外における先行研究を精査し、60項目の尺度案を作成。その後web調査を実施し、その信頼性と妥当性について検証した。その結果、妊孕性に対する知識とリテラシー尺度の信頼性・妥当性が確保された。
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